実家が農家だったので、古いものが少し残っています。この写真は『通いどっくり』5合用です。『貧乏どっくり』という可哀相な名で呼ばれる事もありました。徳利には店名・電話番号・住所などがかかれています。この徳利を持って量り売りのお酒を買いに行ったのですから、エコロジーな生活でした。
こちらは1升用で、かなり大きくて重いです。台になっているのは石臼です。かつてはこれで蕎麦をひいて自宅で蕎麦を打っていました。今だったら「究極の蕎麦打ち」と題されてお洒落な雑誌に載っていそうな話ですね。石臼には『江戸・京都・東海』と3種類のタイプがありますが、実家は横浜市内なのでこれは『江戸型』です。