横濱・櫻木町コティベーカリーぶろぐ

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クリームパン&ジャムパン

2006年07月19日 06時31分13秒 | 店のこと
写真(下)は当店のジャムパン、(上)はクリームパンです。HPではひとつづつ撮影してありますが、ブログではチョッと遊んでこの様に写してみました!親亀の背中に子亀を乗せて…♪のイメージです。このふたつの菓子パンは同じ形なのですが、切れ目の入れ方だけが違います。クリームパンは切れ目が少なくグローブの様、ジャムパンは切れ目が細かく入っています。なぜか伝統的にこの形になっています。

クリームパン・ジャムパンは共に明治33年(1900年)に誕生しました。クリームパンは中村屋の創業者・相馬愛三・黒光夫妻により、シュークリームの美味しさをヒントにして作られました。餡パンの餡の代りにクリームを入れ栄養価と新鮮な風味が加わり、人気をよびました。なお発売当初は切れ目がなく柏餅の形でした。ジャムパンは木村屋の3代目・儀四郎により、ジャムサンド・ビスケットに着想を得て作られました。洋菓子から着想を得、お饅頭の手法で作られたふたつの菓子パンは明治という時代の象徴のようです。切れ目がいつから入る様になったかは不明ですが、クり-ムパン・ジャムパンがどちらも人気商品となり、両者を区別するために今のスタイルになったと思われます。

あんぱん・ジャムぱん・クリームぱんは、いずれも明治時代に創作され、みな「お饅頭型」です。日本生まれのパン、まさに「メイド・イン・ジャぱん」ですね。今なお作られ続けているこの三大菓子パン。先人の偉業に敬意を表しつつ、当店では今日もこの三大菓子パンを製造しております。


♪当店HPはコチラ
http://www.geocities.jp/coty_bakery/
コメント (4)
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