北へ向かう車窓の雨は、やがて雪へと変わっていた。
時折強く吹き付ける風が、車体を弄ぶように振り回す。
ぶつかる様に迫ってくる雪を眺めながら、春一番を待ち遠しく感じた。
嵐の様な強風は激しい温度差が引き起こすとラジオは教えてくれた。
互いの想像力への関心度とその温度差からくるイライラを連想した。
知りたいあの人の心中は、見えない方がいいのかもしれない。
春に向かっていろんなところで、様々な温度差が何かを動かそうとしている。
それだけに、今向かっているその先の景色が待ち遠しい。
今は言わないかもしれないけれど、昔は「花に嵐」と言ったもんだ。
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