目覚ましが朝を告げている。
同じ朝の筈が、電気をつけないと着替えさへできなくなっている。
そして着替えに要する時間も確実に長くなっている。
外へ出ればアスファルトが濡れていた。
東の空には黒い雲がまだ残されていた。
背景にある空では今日も青空が生まれようと変色していた。
夏はいつ行ってしまったやら。
秋はいつやって来たのやら。
冬はいつやって来るのやら。
自然の営みに春夏秋冬と名付けただけなのに、
イメージの方が本当で目の前の移り変わりがおかしいと言い始めたのは、いつの頃からなのだろう。
月に旗を立てて何がわかった、というがごとき発想に火が灯る。
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