月曜日からへこむわ

工場へ出張している間にまた不良。

昨日は昼から工場へ出向いて、

あれこれ改善課題を検討していた。

これでよしと、帰社して作業の確認をしたら

表裏逆に加工しているのを発見。




またこの人かいな！

何度確認してみてもやっぱり逆。

出掛ける前にわざわざサンプルまで用意して話もしたのに・・・

年齢的に作業はもう無理なんだろう。

何度か肩を叩いてみたが、ヤル気だけはいつも満々。

あ～。嘘やろー？やりきれない。





休日に、夜にとコツコツ積み上げてきた利益が消えたのが見えた。

その利益が貼り付いている売上が崩れて行くのが聞こえた。

この光景に直面させられる度に骨を削られる思いがする。

旧友と語りて

飲み足りぬ

恥のかきすて

旅気分

今日の味わい

朝の明るさに気が付いて身体をおこした。

二度寝してから活動を始めたのは７時半だった。

新聞を読み飛ばして出勤の準備を進めた。

時刻表を気にしないで過ごす朝。




電車に乗れば、
落語家らしからぬ風体の人が

手振り交えて、はた目気にせず一人語りしながら入ってきた。

まるで悪を倒すヒーローに成りきった子供、
なんだけど５０代？

大きめのリュックサックを肩からおろしながら

私の横に視線を向けたが、違う席へ着いた。

話は途切れない。




自己陶酔の集中を見た後だからなのか、仕事は順調に進んだ。

研究中の仕事も小さな発見！

ひとつだけ歩を進める事が出来た。

切り良く終わらないと、

楽しみにしていた再会に間に合わなくなる。




すると、別人格の私は誘う。

すっかり暗くなるのが早くなったからと。

星のない夜空を見上げ、

ひと呼吸、またひと呼吸。




友遠方より来る、また楽しからずや。

私を忘れ、明日を忘れ、今を忘れ。

意識の私は、既にまた彷徨っていた。

頼りになるのは、いつも身体の私だけ？？？

条件反射？！

お土産をいただいた御返しをした。

ら、また頂き物をすることになった。



えっ？！

こんなん持ち歩いてるんや。

なんでまた、御返しの御返しをくれたんだろう？

更に御返しをしたら・・・

朝

「今日も１日お疲れ様」

と身も心も筋肉痛な我が身を鏡の前に

「今日も無駄に力んで、見事にショボくれたなぁ」

と苦笑い。



そんな私にも朝は優しい。

風・光・声・匂・触

後は素直な自分になれるかどうかだけ・・・




身体の疲れに寝覚めが悪くとも、

悪夢にうなされたとしても、

ヤケ糞な世界から抜け出せなくとも、

まるで駄目な私を静かに見守ってくれている。



そんな大切な朝をちゃんと愛せてはいない。

そんな無欲な朝に甘えっぱなし。

そんな透明な朝の存在を無視している。