「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

埼玉県三郷市「世にも奇妙な(雨漏り)物語」/ 必殺雨漏り診断士の雨漏り調査報告書

2020-07-31 19:44:15 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

埼玉県さいたま市、必殺雨漏り診断士/職人社長の安藤です。

 

現場は埼玉県三郷市のアパートです。

雨漏り調査の依頼をいただき、現場に伺うと、1階の作業場の床に知らないうちに水が溜まっている、ということでした。知らないうちに水が溜まっているなんて、ちょっと気持ち悪いことかもしれません。しかも、内壁には雨漏りの跡がない。

夏にぴったりの怖い話です。

 

建物への雨水の侵入は、外壁、サッシ、換気口、増築部、ベランダ、などに何らかの原因があることが多いようですが、時には知らないうちに床に水たまりができているという「世にも奇妙な(雨漏り)物語」があります。でも、原因がわかれば、納得がいく、そりゃそうだよなぁ、という雨漏りです。

雨漏りは原因があるから起こるんです。

 

それでは、始めましょう。

外壁、サッシ、換気口などにも怪しい箇所はいくつかありましたが、内壁には雨漏りの跡がありませんでした。見ると、こちらの現場では基礎がちょっとやばい感じでした。

雨漏り調査の前日に降った雨の影響で、基礎が多少濡れています。基礎の下を掘って確認をしました。

すると、基礎の下に穴がありました。この部分の基礎が浅いようです。大雨の時は特にこの部分から雨水が侵入してもおかしくありません。

ここです。この穴です。

あまり良い状態ではありません。防水工事をする時はこの部分をモルタルで埋めて下地をしっかり作ってから工事をしなくてはなりません。

その上の水切りと基礎の間に隙間があります。これはダメです。

ここなんか割れちゃってます。

新築工事の時の左官工事では、モルタルの厚みをあまりとらなかったようです。モルタルの奥が空洞でした。これは手抜き工事といえると思います。

こんなに割れています。どう見ても厚みがあるようには見えません。

 

こちらの現場の1階床の高さは基礎の下(土がかぶっている高さ)と同じくらいなので、基礎にこのような欠陥があると、雨水が侵入しやすくなります。外壁、天井に雨漏りの跡がなく、いつの間にか知らないうちに床に水が溜まっている場合は、基礎の確認が必要です。

基礎にこのような欠陥がある場合は、隙間を処理してから、基礎防水が必要です。基礎の防水工事はある程度土を掘って土の下の基礎部分を出して、防水工事をします。次に高圧洗浄、下地処理、防水工事、完了したら土を戻します。

 

これで、世にも奇妙な(雨漏り)物語は、解決です。

ごきげんよう。

(必殺雨漏り診断士/ 職人社長の安藤)

 

 

雨漏り調査,見積もりについて:

「新しい生活様式」、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。

新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。

毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。

*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。

写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。

建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。

 

日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、ご安心ください。

 

*雨漏り調査時は、部屋の換気をお願いします。

 

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