クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

未来の美容師さんへ

2014年11月23日 | 美容について
昨晩、テレビで全国の美容学校の生徒さんが腕を競う番組を見ました
将来の夢を追いかけて一生懸命に練習に励む未来の美容師さんを見ると、なんだかとても嬉しくなりました
ただ、それと同時にこれ程一生懸命に腕を磨いていても世の中の美容室がいまだにデフレから脱却していない事が残念だと思いました
今でも広告に「当店の技術は髪を傷めない」などと他店との差別化をアピールをしながらも全メニュー50%OFFなんて競合店を意識した価格競争を見ると、本当に優れた技術なのかすら疑ってしまいますね
それは言い換えるとスタッフの技術査定そものをオーナーさんに安く見積もられていると言う事になってしまいます(本当に可哀想です・・・・)


先日、テレビショッピングで有名なJTの社長さんが何時ものようなハイトーンボイスである商品を紹介していました
その商品は、この季節にありがたい「暖か下着」の宣伝で、その時のトークで社長さんは「皆さん、この商品は高いですよ。高いですけど、この商品は職人一人一人の手作業による物で、しかも日本製だからです」「皆さん、何度も言いますが本当に値段は高いです。だけど暖かさと耐久性が違います。皆さんも一度手にしたら分かりますよ」って「高いけど」を連呼してました
あのJTの社長さんでさへ「良い物は高いよ」と価格に裏付けられた付加価値がある事を強調していました
それには大量生産できる品物ではなく「職人一人一人の手作業による品物」であることの希少性を強調していたのです

私たち美容師の仕事も、同じように職人としての手作業である限りとても希少性があるものなのに、それを安売りとして売り物にするような美容室(オーナー)がこれからも増え続ける事に、この業界の質の低下が心配されます

いま美容師を目指す人の中にも、これからも増え続けるであろう女性の薄毛や抜け毛などのトラブルにも真剣に取り組むような、そんな美容師さんが増えてくれる事を私は心から願います
コメント
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