昨日、お米について衝撃的なニュースが飛び込んで来ました
日本穀物検定協会が28日発表した平成29年産米の食味ランキングで、新潟県魚沼産コシヒカリが平成元年から続いた5段階評価で最上級の「特A」から2番目の「A」に初めて転落し、国内を代表するブランドとして誇りを持つ魚沼地域の関係者にショックが走った。
ただ、県内の稲作振興施策を担当する県農産園芸課は冷静に受け止め、今後の評価回復に努めるとしている。
魚沼産のランク落ちは同協会の担当者も「びっくりしている」と驚く結果だった。同課の牛腸真吾課長は「残念だが、これも一つの評価」とした上で、昨年8月中旬以降の低温と日照不足で中越地域の作柄が良くなかったことを要因に挙げた。「食味が変質し(稲が発育・肥大する)登熟がばらついたのかもしれない」とみている。
ただ、食味ランキングは「サンプルに対するもので全体の評価ではない」と指摘し、激しさを増す他県産とのブランド競争への影響は否定。
食味品質を確保する今後の取り組みに生かしたい」とした。
このニュースを見て以前お世話になっていたお米屋さんのご主人さんの事を思い出しました。
そのお米屋さんは本当に凄い拘りのお店で、お話を聞けば聞くほどお客様に対する真摯な気持ちが犇々と伝わってきました。
この度のコシヒカリの件についても、まるで予言していたかのように数年前からお話を聞いていて「今は魚沼コシヒカリ以外でも美味しいお米はたくさんあるよ」と何時も教えてくれました。
特に印象に残っているのは「お米はDNAが関係しているから天候にも左右されやすい。だから毎年同じところの米が美味しいとは限らない」と言うお話を聞かせてくれたことです。。
私達のような素人は「お米は寒い地方の物が美味しい」と思っている人も多いと思いますが「地球温暖化で田んぼの水温が上昇気味のこの時代には寒い地方に適したDNAを持つ苗では上手く育たない」とそのご主人さんにも教えられました。
確かに前年が暑い年だった時には九州のお米が美味しかった事や、まだ無名だった米を「これ今は安いけどブランド米になると思うから値上がりするで。今のうちに食べとき」と言って勧めて下さったお米は確かに美味しかった事も思い出されます。
今から思い返してみても、そのご主人の米の味の先読みの凄さには感心します。
それもこれもお客様に対して「美味しい米を食べさせてあげたい」と願う気持ちから、たくさんお米を試食して真剣に選んでこられた事の証ではないのかな?と思います。
「商売はただ儲かれば良い」なんて思う人が多い中、本当に自分の職で人を幸せにしたいと願う、そんな職人さん達に出会う事が出来て私は幸せ者だと思います。
そんな、大好きなお米屋さんも訳あって今は閉店されましたが、お米を見る度にそのご夫婦の事を思い出しています。
ちょっと不器用で気難しそうに見えるけど、本当とても優しくてシャイなご主人がお客様のために一生懸命に精米している姿を私はずっと忘れません。
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日本穀物検定協会が28日発表した平成29年産米の食味ランキングで、新潟県魚沼産コシヒカリが平成元年から続いた5段階評価で最上級の「特A」から2番目の「A」に初めて転落し、国内を代表するブランドとして誇りを持つ魚沼地域の関係者にショックが走った。
ただ、県内の稲作振興施策を担当する県農産園芸課は冷静に受け止め、今後の評価回復に努めるとしている。
魚沼産のランク落ちは同協会の担当者も「びっくりしている」と驚く結果だった。同課の牛腸真吾課長は「残念だが、これも一つの評価」とした上で、昨年8月中旬以降の低温と日照不足で中越地域の作柄が良くなかったことを要因に挙げた。「食味が変質し(稲が発育・肥大する)登熟がばらついたのかもしれない」とみている。
ただ、食味ランキングは「サンプルに対するもので全体の評価ではない」と指摘し、激しさを増す他県産とのブランド競争への影響は否定。
食味品質を確保する今後の取り組みに生かしたい」とした。
このニュースを見て以前お世話になっていたお米屋さんのご主人さんの事を思い出しました。
そのお米屋さんは本当に凄い拘りのお店で、お話を聞けば聞くほどお客様に対する真摯な気持ちが犇々と伝わってきました。
この度のコシヒカリの件についても、まるで予言していたかのように数年前からお話を聞いていて「今は魚沼コシヒカリ以外でも美味しいお米はたくさんあるよ」と何時も教えてくれました。
特に印象に残っているのは「お米はDNAが関係しているから天候にも左右されやすい。だから毎年同じところの米が美味しいとは限らない」と言うお話を聞かせてくれたことです。。
私達のような素人は「お米は寒い地方の物が美味しい」と思っている人も多いと思いますが「地球温暖化で田んぼの水温が上昇気味のこの時代には寒い地方に適したDNAを持つ苗では上手く育たない」とそのご主人さんにも教えられました。
確かに前年が暑い年だった時には九州のお米が美味しかった事や、まだ無名だった米を「これ今は安いけどブランド米になると思うから値上がりするで。今のうちに食べとき」と言って勧めて下さったお米は確かに美味しかった事も思い出されます。
今から思い返してみても、そのご主人の米の味の先読みの凄さには感心します。
それもこれもお客様に対して「美味しい米を食べさせてあげたい」と願う気持ちから、たくさんお米を試食して真剣に選んでこられた事の証ではないのかな?と思います。
「商売はただ儲かれば良い」なんて思う人が多い中、本当に自分の職で人を幸せにしたいと願う、そんな職人さん達に出会う事が出来て私は幸せ者だと思います。
そんな、大好きなお米屋さんも訳あって今は閉店されましたが、お米を見る度にそのご夫婦の事を思い出しています。
ちょっと不器用で気難しそうに見えるけど、本当とても優しくてシャイなご主人がお客様のために一生懸命に精米している姿を私はずっと忘れません。