クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

販売方法の改革こそが消費者の利益になる

2018年09月20日 | セーヌ・シリーズ(ヘアケア商品)
以前にも、このブログに書かせて頂いた事がある山口県萩市の破綻寸前の漁師町を豊かな街に作り替えた坪内知佳さんが、またテレビにて紹介されていました。

坪内さんは、名古屋の大学で英語を学び、経営コンサルタントだった09年、大島の巻き網漁師、長岡秀洋さん(58)と出会い「このままだと漁師の仕事はなくなる。何とかしてほしい」と頼まれ、ここで操業していた三つの巻き網船団を一つにまとめ、2011年に「萩大島船団丸」を設立。14年に株式会社に衣替えし、社長に就いた。

大島の漁獲量は10年で約4分の1に減っていた。売り上げ増には魚に付加価値を付ける必要があった。

その答えが船上で釣れたての魚の血抜きをし箱に詰めて、そのまま都市部の飲食店に直送する「鮮魚BOX」ビジネスを提案し実践した。

実は私の義理の父や弟も京都府で漁師をしていますが、里帰りした時に漁協関連の方に「数々の仲買業者を省き、直接料亭や魚屋さんに販売してあげれば鮮度の良い魚をリーズナブルな値段で提供できるので、それこそが消費者にとっての利益となるのでは?」話したことがあります。

それは、坪内さんの事(萩市の漁師さん達の事)を知らずにですが、するとその方も「俺もそう思うけど漁師は昔から口下手で売り込み等が出来ないから漁協や仲買が必要と未だに思いこんでいる」と悩んでいました。

話はそれたけど、私がなぜそのような事をお話させて頂いたかと言うと時を同じくしてニッシン化研さんとの共同開発をさせて頂いたのが5年前の事。

それまでの美容業界では

製造元⇒発売元⇒販売ディーラー⇒二次販売店(三次販売店もあるそうです)⇒美容室⇒お客様

この段階では最低でも4軒の会社がそれぞれの利益を得るために、どうしても販売価格が高騰するか、製造コストに制限が掛けられる。

私がニッシン化研に提案したのは

製造元⇒美容室⇒お客様

この様に中間業者さんが複数入る事で製品コストを下げるか、販売価格を不当に高い物にすると言う方法しかなく、その不利益は何れにしても消費者にとってマイナス以外の何物でもありません。

その中間業者さんを省く事で同じ販売価格の品物でも大量にコストを掛ける事が出来るため必然的に「質」を上げる事ができると提案したのです。

これまで美容室ではディーラーさん頼りの仕入れだったのですが、この販売方法により、より高品質な製品を適正な価格で販売提供する事が出来るようになったのです。

この発想は正に萩市の坪内さんの考え方と同じことであり、漁師さんの利益よりも消費者に美味しい魚を提供するための「鮮度を保つ」ための料理店などへの直接販売が結果的に繁盛へと結びついたのと同じ事だと思っています。

職種は違うけど何れの商売にも言える事は販売方法の改革こそが消費者に多くの利益を与える事は間違いないと思うのです。


「自分の大切なお客様により良い商品を適正な価格で提供したい」との純粋な思いが、これらの商品の誕生へとなりました。



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