最近、話題のマイクロバブルのシャワーヘッドについて数人のお客様から質問されました。
実は当店も今から20年ぐらい前にテスト的に試したことがありますが効果には良い印象は無く、むしろデメリットの方が目立ちました。
そもそもマイクロバブルが開発された背景には魚の養殖場で水に酸素を溶け込ませ溶存酸素の多い水で魚を育てると早く大きくという事から始まりましたが、その酸素を豊富に含んだ水は『溶解力が上がる』と言ことで様々な方面の洗浄に使われる事となりました。
その効果を利用して美容業界にも流行らせようと、宣伝ではマイクロバブルシャワーヘッドを使うと「洗剤が無くても綺麗に落ちる」との事でした。
でも実際にはそれ程でも無かった事を覚えています(本当はその方が良いのですが)
そのため結局はシャンプー剤を使う事になりすが、もし仮にマイクロバブルシャワーヘッドで汚れが落ちやすくなるのなら同じようにシャンプー剤を使うと、より汚れが落ちるため『皮脂が取れすぎる』と言うデメリットがあるように思われます。
頭皮(皮膚)は汗や皮脂が混ざり天然クリームと呼ばれるグリセリンが作られます。
そのグリセリンが適度に表皮に残る事で皮膚常在菌の善玉菌の生活環境がよくなりバリア層を作ります。
それを根こそぎ取り除く事はバリア層を失い、雑菌が侵入しやすくなるため返って毛嚢炎(ニキビ)や頭皮湿疹になりやすくなります。
(皮膚科医の先生は清潔にする事と洗い過ぎる事は別だと言われ適度に皮脂が残る事の重要性を話しています)
また「毛根の汚れを根こそぎ取る」とも書かれていましたが、そこには毛隆起 (バルジ) が外毛根鞘に存在し、毛包幹細胞 と色素幹細胞の2種類の幹細胞が存在し、毛包全体に新たな細胞を供給するとともに表皮治癒に関与する大切な器官でもあります。
この毛包幹細胞こそが毛芽であり、髪を作るための大切な細胞の一つであるのですが、もしマイクロバブルが毛穴を綺麗にし過ぎると、毛芽が失われ発毛状態が良くないのは安易に分かりますよね。
近年、これ程までに『幹細胞」に注目が集まっているのに「何だか逆行している?」と思われるかも知れませんがマイクロバシャワーヘッドを売るメーカーさんにしてみたら幹細胞の存在などは関係なく「とにかく皮脂を取る」という事が目的なのです。
でも、大切な幹細胞まで洗え過ぎてしまう事は、とても良いとは言えませんね。
さらには酸素量が多い水は当然のように酸化力や溶解力が上がりヘアカラーの退色も早くなります。
最初に書いたデメリットは皮脂の取れ過ぎ(常在菌の生活環境に悪影響)やヘアカラーの退色など、要するに洗え過ぎるという事ですね。
この事を証明するかのように実際にマイクロバブルシャワーヘッドを使われたお客様から「髪がパサパサになった」「皮膚が乾燥する」「水だけではファンデーションは落ちなかった」とマイナスな感想ばかりを頂きました。
私達の経験上、髪や頭皮の健康を保つ為には、髪やお肌に優しいシャンプー剤を使い、優しい水流のシャワーで綺麗に濯ぐ事が一番良いと思います。
昨日、ある美容材料屋さんから届いた広告の一部です。これほどまでに毛穴の汚れ取れたとしたら幹細胞は?
それに油性マジックを水だけで落とすぐらいの溶解力があるのなら皮脂などは簡単に取れすぎます。
その結果発毛力が失われたり乾燥肌になる事も十分に考えられますね。
実は当店も今から20年ぐらい前にテスト的に試したことがありますが効果には良い印象は無く、むしろデメリットの方が目立ちました。
そもそもマイクロバブルが開発された背景には魚の養殖場で水に酸素を溶け込ませ溶存酸素の多い水で魚を育てると早く大きくという事から始まりましたが、その酸素を豊富に含んだ水は『溶解力が上がる』と言ことで様々な方面の洗浄に使われる事となりました。
その効果を利用して美容業界にも流行らせようと、宣伝ではマイクロバブルシャワーヘッドを使うと「洗剤が無くても綺麗に落ちる」との事でした。
でも実際にはそれ程でも無かった事を覚えています(本当はその方が良いのですが)
そのため結局はシャンプー剤を使う事になりすが、もし仮にマイクロバブルシャワーヘッドで汚れが落ちやすくなるのなら同じようにシャンプー剤を使うと、より汚れが落ちるため『皮脂が取れすぎる』と言うデメリットがあるように思われます。
頭皮(皮膚)は汗や皮脂が混ざり天然クリームと呼ばれるグリセリンが作られます。
そのグリセリンが適度に表皮に残る事で皮膚常在菌の善玉菌の生活環境がよくなりバリア層を作ります。
それを根こそぎ取り除く事はバリア層を失い、雑菌が侵入しやすくなるため返って毛嚢炎(ニキビ)や頭皮湿疹になりやすくなります。
(皮膚科医の先生は清潔にする事と洗い過ぎる事は別だと言われ適度に皮脂が残る事の重要性を話しています)
また「毛根の汚れを根こそぎ取る」とも書かれていましたが、そこには毛隆起 (バルジ) が外毛根鞘に存在し、毛包幹細胞 と色素幹細胞の2種類の幹細胞が存在し、毛包全体に新たな細胞を供給するとともに表皮治癒に関与する大切な器官でもあります。
この毛包幹細胞こそが毛芽であり、髪を作るための大切な細胞の一つであるのですが、もしマイクロバブルが毛穴を綺麗にし過ぎると、毛芽が失われ発毛状態が良くないのは安易に分かりますよね。
近年、これ程までに『幹細胞」に注目が集まっているのに「何だか逆行している?」と思われるかも知れませんがマイクロバシャワーヘッドを売るメーカーさんにしてみたら幹細胞の存在などは関係なく「とにかく皮脂を取る」という事が目的なのです。
でも、大切な幹細胞まで洗え過ぎてしまう事は、とても良いとは言えませんね。
さらには酸素量が多い水は当然のように酸化力や溶解力が上がりヘアカラーの退色も早くなります。
最初に書いたデメリットは皮脂の取れ過ぎ(常在菌の生活環境に悪影響)やヘアカラーの退色など、要するに洗え過ぎるという事ですね。
この事を証明するかのように実際にマイクロバブルシャワーヘッドを使われたお客様から「髪がパサパサになった」「皮膚が乾燥する」「水だけではファンデーションは落ちなかった」とマイナスな感想ばかりを頂きました。
私達の経験上、髪や頭皮の健康を保つ為には、髪やお肌に優しいシャンプー剤を使い、優しい水流のシャワーで綺麗に濯ぐ事が一番良いと思います。
昨日、ある美容材料屋さんから届いた広告の一部です。これほどまでに毛穴の汚れ取れたとしたら幹細胞は?
それに油性マジックを水だけで落とすぐらいの溶解力があるのなら皮脂などは簡単に取れすぎます。
その結果発毛力が失われたり乾燥肌になる事も十分に考えられますね。