今日はある原料について調べていて他社さんのある製品が目に留まりました。
それは「アミノ酸洗浄成分やヒアルロン酸、フルボ酸などの有効成分で髪と頭皮に潤いを」と言うキャッチコピーを見たからです。
ようやく真面な商品が出て来たのかな?と思い、これは良いかも?と期待して配合表を見たら思わず「エッ?」ってなりました。
とりあえずは、その配合表です。
水 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na スルホコサク酸(C12-14)パレス-2Na コカミドプロピルベタイン コカミドDEA セテアレス-60ミリスチルグリコール ポリソルベート20 加水分解コラーゲン オプンチアフィクスイジンカ種子油 腐植土抽出物 スイゼンジノリ多糖体 チャ花エキス アルニカ花エキス ゼニアオイ花エキス ラベンダー花エキス ヤグルマギク花エキス カミツレ花エキス トウキンセン花エキス ツバキ花エキス DPG ポリクオタニウム-10 BG クエン酸 エチドロン酸 アスコルビン酸 リンゴ酸 アルギン酸Na 香料 安息香酸Na フェノキシエタノール
赤いマーカーは注意が必要な成分です。
良いシャンプー(安全性が高いと言う意味で)は表記の3~4番目でほとんど決まると言われるほど洗浄成分が需要です。
このシャンプー剤は「髪や頭皮に潤いを」と言うキャッチコピーで広く宣伝しているようですが、それを成立するために『スイゼンジノリ多糖体』をアピールしています。
そんな事よりも一番気になるのは、洗浄成分の『オレフィン(C14-16)スルホン酸Na』が水の次に書いている事です(高配合)
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは高級アルコール系の洗浄成分と比べても大差がないほどの強い洗浄力でタンパク質変性もあり意外と刺激性の強い成分です。
最近ではこの原材料を高配合している製品は少なくなりましたが、この原材料を洗浄成分の主成分としている時点で敏感肌や抜け毛の多い人は使用を避けた方が良いと考えられます(ご自分のお使いのシャンプー剤に書いていないか確かめてみて下さいね)
それでも、このシャンプーを使ったユーザーが「しっとり感がある」と書き込んでいるのにはスイゼンジノリ多糖体が非常に優れた保湿力を持っているからです。
さらに言うとスイゼンジノリ多糖体は塩分により粘性や吸着性が上がるのでオレフィン(C14-16)スルホン酸Naやスルホコサク酸(C12-14)パレス-2Naと混ぜると粘度や吸着性が上がる(但し界面活性剤も頭皮に残りやすくなるのでしっかりと濯がないと危険性も高くなる)
さらに広告にはフルボ酸配合と書かれていましたが、配合表には『腐植土抽出物』となっています。
これは先日『フルボ酸配合の化粧水』のところでも書いたようにフルボ酸とフムスエキスでは素は同じでも違うものなのです。
(当然、フルボ酸は比較にならな程高価な原材料で、化粧品に配合するためにはインキコードを取得しているフルボ酸でないと配合してはいけないし『フルボ酸』と表記する事ができません)
一瞬は期待したのですが、やはりコストダウンのためのカラクリが見えてしまいますね。
それでも、まだこのような商品が良く売れているのなら宣伝力が凄いのでしょうね~
少なくとも美容師さんはシャンプーの配合表の順番に注意してお客様に選んであげるといいですね。
それは「アミノ酸洗浄成分やヒアルロン酸、フルボ酸などの有効成分で髪と頭皮に潤いを」と言うキャッチコピーを見たからです。
ようやく真面な商品が出て来たのかな?と思い、これは良いかも?と期待して配合表を見たら思わず「エッ?」ってなりました。
とりあえずは、その配合表です。
水 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na スルホコサク酸(C12-14)パレス-2Na コカミドプロピルベタイン コカミドDEA セテアレス-60ミリスチルグリコール ポリソルベート20 加水分解コラーゲン オプンチアフィクスイジンカ種子油 腐植土抽出物 スイゼンジノリ多糖体 チャ花エキス アルニカ花エキス ゼニアオイ花エキス ラベンダー花エキス ヤグルマギク花エキス カミツレ花エキス トウキンセン花エキス ツバキ花エキス DPG ポリクオタニウム-10 BG クエン酸 エチドロン酸 アスコルビン酸 リンゴ酸 アルギン酸Na 香料 安息香酸Na フェノキシエタノール
赤いマーカーは注意が必要な成分です。
良いシャンプー(安全性が高いと言う意味で)は表記の3~4番目でほとんど決まると言われるほど洗浄成分が需要です。
このシャンプー剤は「髪や頭皮に潤いを」と言うキャッチコピーで広く宣伝しているようですが、それを成立するために『スイゼンジノリ多糖体』をアピールしています。
そんな事よりも一番気になるのは、洗浄成分の『オレフィン(C14-16)スルホン酸Na』が水の次に書いている事です(高配合)
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは高級アルコール系の洗浄成分と比べても大差がないほどの強い洗浄力でタンパク質変性もあり意外と刺激性の強い成分です。
最近ではこの原材料を高配合している製品は少なくなりましたが、この原材料を洗浄成分の主成分としている時点で敏感肌や抜け毛の多い人は使用を避けた方が良いと考えられます(ご自分のお使いのシャンプー剤に書いていないか確かめてみて下さいね)
それでも、このシャンプーを使ったユーザーが「しっとり感がある」と書き込んでいるのにはスイゼンジノリ多糖体が非常に優れた保湿力を持っているからです。
さらに言うとスイゼンジノリ多糖体は塩分により粘性や吸着性が上がるのでオレフィン(C14-16)スルホン酸Naやスルホコサク酸(C12-14)パレス-2Naと混ぜると粘度や吸着性が上がる(但し界面活性剤も頭皮に残りやすくなるのでしっかりと濯がないと危険性も高くなる)
さらに広告にはフルボ酸配合と書かれていましたが、配合表には『腐植土抽出物』となっています。
これは先日『フルボ酸配合の化粧水』のところでも書いたようにフルボ酸とフムスエキスでは素は同じでも違うものなのです。
(当然、フルボ酸は比較にならな程高価な原材料で、化粧品に配合するためにはインキコードを取得しているフルボ酸でないと配合してはいけないし『フルボ酸』と表記する事ができません)
一瞬は期待したのですが、やはりコストダウンのためのカラクリが見えてしまいますね。
それでも、まだこのような商品が良く売れているのなら宣伝力が凄いのでしょうね~
少なくとも美容師さんはシャンプーの配合表の順番に注意してお客様に選んであげるといいですね。