右へ倣え・・・？

最近のシャンプーのＣＭを見ていると育毛効果を謳った商品が目立ちます
以前はツヤツヤ・サラサラなどのキャッチコピーが目立っていたのに、最近は「ふんわりボリューム」なんて言うフレーズだらけです
今朝も新聞広告に有名なサッカー選手の写真と共にサンプルが貼り付けていました
そして、立派なコメントがずらりと並んでいるのですが、それでもやっぱりベースの基材が・・・
この商品も栄養士と共同開発なんて言ってる商品も結局はラウリル硫酸やラウレス硫酸が洗浄成分の主成分として配合され、とてもじゃないけど育毛を重視す人の求める商品では無いと思います
それでも製造コストを極限にまで下げる事が最重要なんでしょうね（これほど宣伝費にお金が掛かるなら当然かな）
そして今日は美容室専用の通信販売ディーラーの広告にも頭皮ケアや育毛の文字が躍っていました
その宣伝文句を読んでみたら「シルクとマリンコラーゲン」とか「皮膚常在菌の善玉を育てる」とか数年前に私が開発した商品コンセプトと同じような事が書いてありました（私の開発では既に過去の物ですが）
これを見るとまるで「右へ倣え」と言わんばかりに、どのメーカーも育毛に力を入れています
やっとそんな時代に来たのかな？と思う反面、それほどまでに抜け毛や薄毛で悩む人が増えたと言う事なのですね
長年にわたり女性の育毛に力を入れてきた私たちは何度も「女性の育毛なんか商売にはならない」と同業者の方々に詰られた事がありますでも、そんな時でも商売になるからではなく、本当に困っている人がいるからこそ必要だと頑張ってきました
それには環境汚染に加え、過度の美容施術や粗悪なヘアケア商品の乱用（美容ストレス）が原因になることもあるからです
良質なシャンプー剤で洗う事も大切な事ですが、パーマやヘアカラーを安全に行うだけでも育毛に繋がります
それを「美容育毛」と名付けました

私がいつも願う事は「いつまでも自分の髪でおしゃれを楽しんでほしい」ただそれだけです

「致しません」・・・・？

ついに来ました「ヘアカラー専門店」
我が家の近くのショッピングモールに近々オープンするようです
そこで今朝の新聞にそのお店の広告が入っていたので、見てみました
すると受付からの流れをイラストで紹介していましたが「カット致しません」「シャンプー致しません」（自動洗髪機で洗うから）「ブロー致しませ～ん」ってドクターＸの台詞みたいです
ついにこんな時代になったんですね

でも、これを美容室と呼んでいいのだろうか？

確かにカラー剤を塗るのはプロかもしれないけど、私たちの仕事はシャンプーの方法一つでも育毛ができるのです
http://www.jpmba.jp/ここで勉強している美容師さんは、その理論をしっかりと理解し、その技術を習得しています

その方々と同じ土俵で戦っていると思もわれると、あまりにも悲しく思うし、またお客様にも大変失礼な気がします

このままではプロの技（手作業）の質の低下が心配になりますね

それはともかく、どうか美容室を選ぶ時は様々な薬剤が身体に触れるだけにサロン選びの基準を安価な物だけに絞る事が無いよう願います