クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

昨日の続き

2016年09月08日 | 美容育毛
昨日の続きとなりますが、当店では妊娠中や出産後の授乳中が終わるまではヘアカラー(パーマも)を止めるようにお勧めする理由の一つには、お医者様は絶対反対では無いけど、でもお勧めはしない事だからです。

例えば(卵・ハチミツ・海老・蟹などの甲殻類)など、アレルギーの出やすい物を、赤ちゃんから出来るだけ遠ざけるのと同じ事なのです。

それでは、なぜ美容室の中には「当店は大丈夫」と言うサロンがあるのでしょうか?

それは病院はへカラーで利益を上げている訳では無いが、美容室はそれが商売だからです。

実際、病院は人の病気を治すところでもあり、また予防を促す事も重要な仕事であります。だからこそお勧めすることはありません。
それに対し美容室は治療をするところでないため、それらの意識がとても低いと思います(パッチテストも徹底されていないのは、そのせいでかも知れませんね)

だからこそ、出来るだけ健康を守るための気遣いが必要なのではと思い、妊娠中の方や敏感肌の方に、ご説明とご理解を頂いております。

但し、施術者の考え方や施術を受ける方々の考え方はそれぞれなので、これが絶対に正しいとも言えないかも知れません。

昨日の「妊婦さんの気になる疑問」に続き書いてみましたが、皆様はどのように考えられたでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妊婦さんの気になる疑問?

2016年09月06日 | 美容育毛
このブログを始めてから、妊婦さんのヘアカラーについて、たくさんの方々が見て下さっているようです

ヘアカラーの問題点に『かぶれ』がありますが、それはヘアカラー剤だけではなく「こんな身近な物が?」とい言う物まで、それらの対象物となることがあります

だれが、いつ発症してもおかしくない『かぶれ』のメカニズムについて簡単に説明してみます。

『かぶれ』には接触して直ぐに反応するもの(山芋・漂白剤・オムツ)などが原因の即時型と、触れてから反応するのに時間の掛かる(漆・ギンナン・化粧品・目薬)などの遅延型アレルギーがあります(中には化粧品や目薬でも直ぐに反応するものもあります)

その二つのタイプの中で注意したいのが遅いタイプの「遅延型アレルギー」ですが、これと深いかかわりを持つのが『樹状細胞』です。

以前にもこのブログで書きましたが、この樹状細胞は皮膚の表面についたものが体内に侵入し、その物質が体にとって危険なのか?問題ない物かを判断するために、リンパ球へと運ぶ役目を担っています。

その後、それが有害性であると判断した時には体が戦うモードへと変わります(抗原抗体反応)
特に、化学薬品は一度、抗体ができると、一生その物質には反応を起こすと言われています

勿論、妊娠中に、この抗体が出来てしまえば、それは赤ちゃんのDNAに刷り込まれ遺伝する可能性が高くなります(先天性のアレルギー症)
(樹状細胞が体内に取り込まれる様子は京都大学医学部の研究により既に画像化されている)

そして、『かぶれ』における「湿疹」とは?これらの異物を水で薄めようとする反応なのです。

湿疹は、皮膚の新陳代謝が進み異物を排除しきるまで残ります。遅延型のアレルギー症状が何時までもジュクジュクするのはそのせいです。

このように皮膚に付着した物は(化粧品や目薬など)化学合成でも(漆やギンナン・ヘナなど)の天然物でも一度は体内に取り込まれ、代謝系を巡り精査され分解排除される物と、残留するものがあります。

通常は免疫機能が働くことで分解排除することが出来るのですが体調不良時や妊娠中などの時には免疫バランスが崩れることで上手く排除することができず、アレルギー反応やその他のトラブルを引き起こす可能性があります

そして何よりも心配されるのはアレルギーや脱毛症の殆どの原因にか深い関わりを持つものがストレス(自律神経の乱れ)であります

例えば「妊娠中にヘアカラーをしても大丈夫なのかな?」と心配しながら施術を受けているだけでも、既に自律神経は乱れ免疫力はどんどん下がります

なので、もしも不安を抱きながら施術を迷っているならば、止める勇気を持ってくださいね

良く「当店は妊娠中でも大丈夫」と言う広告を目にすることがありますが、絶対のその保証はありません

少なくとも、当店にお越しのお客様には出産・授乳後まではヘアカラーを止めて頂くよう、ご指導させて頂いております。

それは、大切なお客様と、そのお子様の未来を出来るだけ守りたいとの思いからです







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな実験もしてみました!

2016年09月06日 | ヘアケア
何時も聞かれるセーヌ・シリーズのシャンプーにリンスの必要が無いのはなぜか?との質問について、簡単な実験をしてみました
まず、リンスが必要ない理由には毛髪の等電点(毛髪が安定している状態)の移動をさせないままに洗い上げることが出来るからです。

つまりphがアルカリに傾かない安定した状態です。

一般に弱酸性が良いと思われ、多くメーカーが弱酸性に拘り始めています。
しかし、そのほとんどの製品がクエン酸などのph調整剤を加えているために水道水にまぜるとphが中性、もしくはアルカリ性に傾く物が多々あります(これでは弱酸性と言っていても意味がない)

そのため、毛髪の等電点に元に戻すためにリンスが必要になります
(石鹸シャンプーは強アルカリ性なので、酸リンスが必要となります。この時点で毛髪の等電点移動の範囲が広く毛髪はバサバサやパサパサになる

本当に大切なことはphが弱酸性であるとか無いとかではありませんが、それでも私は開発時に水道水の影響も受けないように原料の配合を計算し、作りました。

こんな実験もしてみましたので、目で見えるセーヌの優れた性能をご覧ください。

実験方法1 セーヌ。スカルプシャンプーによるphの安定性
 
水道水にph試薬を入れると中勢の7.0を示します(日本の水道水の基準値は中性に調整されています)

水道水にセーヌ。スカルプシャンプーを混ぜてph試薬を入れるとphは弱酸性に変わります
(この時点でセーヌが水道水の影響を受けない事がわかりますね)


実験方法2 セーヌによる塩素分解排除(水質改善)

水道水に塩素試薬を入れると残留塩素に反応し黄色く変化する

水道水にセーヌ・スカルプシャンプーを入れて塩素試薬を入れると塩素が分解排除され、水道水を浄化しているのが分かる


なぜ、このような素晴らしい結果になるのかは秘密ですが、この実験は私がセーヌシリーズの開発時に毎回チェックし、ph移動や水道水の残留化学物質から頭皮・頭髪を守るために必要な要素の一つでもありました(本当の意味での「水だったんですね」かも知れませんね)

この結果は、セーヌが見た目の美しさや人工的なツルツルの手触りだけに拘らず、本当に『人と環境に優しい』を目指した証です。

普段は目に見えないものですが、この隠れた高性能が高く支持され続けている理由なのかもしれませんね



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良い物は真似される?

2016年09月05日 | セーヌ・シリーズ(ヘアケア商品)
昨日、テレビで熟成肉の事を放送していました

熟成肉の開発の切っ掛けは消費者の何気ない一言からで、それは日本で初めて熟成肉を手掛けた『さの萬』の三代目社長(佐野氏)が、あるお客様から「霜降りのお肉はたくさん食べられないから赤身で美味しいお肉は無いですか?」との言葉を聞いて研究をはじめたそうです

今ではブームとなった熟成肉ですが,熟成肉のマイスター(佐野氏)は「そのこと自体は嬉しいことですが、中にはこれは?と思うような物もありますね」と偽物が増えてきたことに困惑していました

私達の美容業界でも同様な事があり、様々な技術や商品が真似をされブームとなりますが、結局は長続きしません。

そのせいで本当に良いものが風評被害により、埋もれてしまう事は残念な事ですね。

だけど本物は常に次を見据えている。それは進化し続けるために。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信念

2016年09月05日 | 美容育毛
昨日もお客様から「アムズオクロスさんを紹介してくれてありがとうございました」とお礼を言われました
そ方も目の不調を抱え、なかなか上手く度数が合わないとメガネで困っていたのでご紹介させて頂きました。

詳しくは書きませんが、その方の場合は目の負担を考えて遠近のバランスを通常の物とは違うように作ってもらったそうですが、出来たばかりの時には老眼の度数が甘く感じたので、お電話で問い合わせをしたところアムズオクロスのオーナー、北原さんからは「今の目の状態で老眼の度数を上げると、より見えなくなります。もうしばらくかけ続けて」と言われたそうです。

それから一週間程度すると本当に楽に綺麗に見えるようになってきたそうです。
(北原さんのメガネは本当に目の能力を最大限に引き出します)

この方も医療関係の方なので、北原さんの説明には凄く納得されていました
(どういう訳か当店のお客様は医療従事者の方々が多いです)

北原さん曰く「良く見えるように過矯正することは簡単だけど、そんなメガネで目を悪くしている人が多いんです」
つまりは目のために返って良くないメガネをかけ続けている人がたくさんいると言う事です

私の行きつけのお店は、職種は違うけど小さな個人経営のお店ばかりです。
そのどのお店も素晴らしい職人さんで、そしてお客様のためには決して妥協することのない強い「信念」を持っています。
だからこそ、当店のお客様にも喜んで頂けるのでしょう





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「たまには良いわよ・・・?」

2016年09月04日 | ヘアケア
昨日、お客様が帰り際に「シャンプーも下さい」と言われ、その時に「この前、シャンプーが無くなったので他ので洗ったら異常にツルツルするけど根元はペタンとなってボリュームが出なかった。やっぱりダメでした」と話してくれました

でも「たまには良いわよ、違いが分かって」と言って笑っていました

確かにそうですね。毎日使っていると、良い物でも当たり前に感じてしまうんでしょうね

同じ日に他のお客様(薬剤師さん)にも言われましたが「市販のシャンプーの香料は気持ち悪くなる。しかも柔軟剤に香りの残る成分を入れてるなんて冗談じゃない」と香料の事を話しておられました

いかにも、薬品の危険性を知り尽くした薬剤師さんの語るお話です

この方は以前、ドラッグストアにお勤めでしたが、私の説明を聞いて、育毛剤や市販のシャンプーを販売することが嫌になり退職されました。
そのため、今はまた病院にて調剤をされていますが「毎日、あの売り場にいると色んな匂いで頭が痛くなる」と過敏症になったそうです

その後、私は人工香料の調合(製造工程)を教えてあげると「また勉強になったわ」と笑っていました。

当店に初めて来られた時は抜け毛や薄毛の相談で来られたのですが、今では頭皮も髪も元気になり、ご自身の改善の経験を、今では多くの方に話してくださっています。

そもそも、シャンプーなどのヘアケア商品にまで香料(残留性)を入れるのは危険でもあるのですが、それも「良い匂いが当たり前」と思われていることが逆に危険ですね

先日もドラッグストアに行った時、3才ぐらいの女の子がお母さんに連れられて来ていましたが、洗剤売り場の柔軟剤の香りのサンプルを嗅ぎながら「良い匂い」と言っているのを見て、毎日が香料付けの生活なんだろうな~って少し可哀想に思いました

確かに良い香りは誰もが嬉しい物なのかもしれませんが、それが安全な物で出来ているならば問題ではないのかも知れません

それにしても、シャンプーが無くなって「たまには良いわよ。違いが分かって」って言う言葉にはなぜか妙に説得力がありましたね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今の気持ちを忘れずに

2016年09月03日 | ヘアケア
今年も美容師のための見本市の案内状が届きました

それには売上アップのため新メニューやビジネスアイディアなどのセミナー案内が紹介されています。

その中でも年商何十億の美容師さんが行うと言う「今後の美容業界がすべきことは何か?」とのセミナー案内の文字が目に入りました

そんな事を人から習う事への違和感を少し感じてしまいます

私は昔も今も、そしてこれからもサービス業(商売)は「自分が受けたい」と思う安全で安心なサービスを消費者に提供し続ける事だと思っています

それは、時代や流行に関わらず。

なぜなら、どの職種でもプロは商売の表も裏も様々な事情を知っています。

それと同時に安全性に拘る事が一番コストがかかる事も知っているはずです

それなのに、コストダウンや価格崩壊をしてまでも自分の経営を守ると言う行為があれば、それは本当にサービスと言えるのでしょうか?

そんな事を考えていたら、家の娘が私の隣で就職活動のための履歴書を書いていました

6年間の大学生活を無事に終えて新たな第一歩を踏み出そうとしている、そんな娘に「医療現場は究極のサービス業だと思うけど、サービス業とは何んだと思う?」と私は質問してみました

すると、娘からは「自分が患者様の側になり、本当に受けたい事を理解し、それを提供する事かな」と言う答えが返ってきました

24年間、知らぬ間に大人になっていた娘の心の中にも、人に対するサービス精神が育っていたのかな?

今の気持ちを何時までも忘れずに、社会に貢献をしてくれる事を私は願っています
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドイツの温泉番組を見ていたら

2016年09月02日 | ヘアケア
昨夜、BSテレビでドイツの温泉を紹介していました

そこで紹介されていたバート・ヴァルトゼーの泥風呂では様々なミネラルや栄養分が豊富が筋肉痛や関節痛に良いとの紹介されていました。
この泥風呂は希少な植物が生える湿地帯より採掘され、約15000年前の氷河期の泥と草木が混じり合い、血液に循環を促す成分を作り出すのだそうです。そして、一度使った泥は10年間ある場所に放置され再利用されるのだそうです。いかにもリサイクル大国ドイツならではの発想ですね(偶然にも、私の開発したヘアコンディショナーにも同様の理由でタナクラクレイを配合しています)

続いては、バート・ヴァリスホーフェンへと向かいますが、この街には水を使った特別な健康法があると言います
駅前の噴水には「水は癒し」と書かれています。とにかく街には噴水や水場が至る所にあります。

そして、この町にはセバスチャン・クナイプと言う神父さんが「水で病気を治す」と言う自然療法を発見されそうで、彼の療法を求めて世界中の人々がこの街を訪れて来たそうです(飲料ではありません)

セバスチャン・クナイプ神父
1827ー1897水を使った特別健康法『クナイプ療法』の創始者で、この街の石杖となりました。
クナイプ療法の理念は(水・ハーブ・栄養・運動・心のバランス)が自然治癒力を高めると言う物なのだそうです。
https://www.kneipp.jp/about/kneipp_philosophy.html

ここまで見て私は驚きました

それは私達の女性と小児の育毛のために考案されたハイドロセラピー(関先生が考案)と、このクナイプ療法は全く同じ理論だからです。

関先生のシステム(理論)
水=細胞増進のため、胎児が子宮内で育つよう、羊水(水)には豊富な栄養や温度や一定の水圧が必要である
バーブ=細胞活性や解毒効果が高い
運動=頭蓋の収縮運動
これらの条件を満たし、細胞活性のための手技や商材を使うことで、自然治癒力を取り戻し「髪を生やすのではなく生える環境を取り戻す」
こんな理論を20年も前に私に教えてくれました。

そして、これまでに多くの女性の脱毛症を改善が見られました。

クナイプ療法の療法師は患者の症状や状態に合わ「患者の自然治癒力を最大限に引き出したいのです」と話していましたが、この事も私達の行っているハイドロセラピーと同じ考え方なのです。

関先生は私に教えてくれました「治る力はその人の中にある。それを引き出す事が私たちの仕事」だと。

今日、テレビを見ていて、久しぶりに昔の事を思い出し、また初心に戻り頑張ろうと思いました。


このエッセンスにはビタミンやミネラル等をはじめ、抗酸化能力に優れた原料を高濃度に配合しています(販売商品ではなく、プロ専用商材です)


循環器にて栄養豊富な水(お湯)を用いて頭蓋へのアプローチを行います。
(この手技には特殊な技術を伴うため、施術者は特別講習会を受け技術認定されたも者だけが許されます)(ヘッドスパやヘアエステとは全く違います)


自宅でのスカルプケア専用シャンプー

頭皮専用美容液

上記の販売商品を含めセーヌシリーズの全ての商品は『ISN式美容育毛』として特許庁により「育毛効果がある頭髪化粧品」として日本で初めて承認されました(商標登録5737544)

今回のドイツの温泉を案内する番組を見ていて、人の細胞には羊水に似た成分や温度、または水圧により自然に回復しようとする力(自然治癒力)があることを改めて感じました。

昔、関先生が循環器を用いて私たちに教えを下さったときに、なぜ『水』がそれほどまでに回復能力があるのか?と言う事を教えてくれましたが「それは人は羊水で生まれ、羊水で育つ生命体だからです」そして、それに準ずる水こそが『記憶水』と言われ細胞を回復させると・・・

私達の美容室では水(お湯)は切っても切れない大切なアイテムの一つです。だけど、その使い方一つで細胞を壊すのか?治すのか?が決まってくることも確かなのです。

関先生のHP
http://www.jpmba.jp/








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする