日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

青い光で赤くなるパセリ汁

2014-02-12 22:10:45 | 生物教育に関すること

 
光合成で吸収されるスペクトルは緑じゃないのよ~、の実験です。

エタノールで抽出したパセリ汁が青色発光ダイオードのライトで赤く見えます。

この演示と物理科からお借りする分光器で吸光の観察がセットで10分のネタです。


LEGOを使って定比例の法則

2014-02-11 22:28:56 | 中学理科1分野(化学)

小数点第3位までぐらいの電子天秤があるとできる実習です。
LEGOブロックを原子に見立てて分子を作ります。

元の論文はこちら

http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ed100113f

(ブロックではなくクリップで測定しています。)


ニワトリの脳の観察

2014-02-10 21:51:38 | 生物教育に関すること

  

今は手に入らない鶏頭水煮「ワンモア」

ニワトリの頭がこれでもかっというぐらい缶詰されていました。
柔らかくにてあるので簡単に頭骨を剥がすこともできました。

脳や眼球、視神経が観察できます。
小脳なのに大きいのね~が良く分かります。
焼き魚でも分かりますが、
煮ると透明なタンパク質・クリスタリンも白く変性するねーを確認。

この後はしばらく、ツナ缶を避けていました。
匂いはそんな感じです。

脳と目などの器官とのサイズ比較
魚類との比較も楽しいかな。

何か代わりになるものないか検索中です。


水中シャボン玉で膜の構造

2014-02-09 10:02:45 | 生物教育に関すること

セッケンの分子の親水基、
通常のシャボン玉とは向きが違うのよ~、
細胞膜と比較してみよ~

という感じで導入しました。

ついでに

をシャボン液に入れたらどうなる?
と細胞の形にも着目。
細胞骨格の話も関連させました。

簡単!!レプリカ作成

2014-02-07 18:47:19 | 中学理科2分野(地学)



小学生対象のワークショップで使った型です。
三葉虫とアンモナイトのレプリカを石膏を流して作りました。

「おゆまる」は名前の通り、お湯で柔らかくなり冷めると固まります。
簡単に型取りできるのでおススメです。


ヒノデワシ おゆまる 単色 OO-250B 青
クリエーター情報なし
ヒノデワシ

高エネルギーリン酸結合のイメージ。

2014-02-06 20:50:43 | 生物教育に関すること


「代謝」の単元でADPとATPの構造の違いで登場、
「生態系」の単元でエネルギーの流れを学ぶ際にまた登場した模型です。
黒板に張り付きます。
リン酸とリン酸の間の結合にはエネルギーが必要で、
分解するとエネルギーが放出するんだよ、のイメージ補助になるかな。
この単元での目的の一つは「光エネルギーが化学エネルギーに変換される」を分かること。
少しは達成したかな・・・?


ブタの心臓観察実習のまえに補助模型

2014-02-06 05:13:14 | 生物教育に関すること


②  



 

①血管名と血流名が混同する肺循環の確認用(中学生用)

②実習に向けて、部屋の位置確認用
(製作費:400円)

③検査のための割を利用したブタの心臓観察
(芝浦臓器で購入、1400円前後)

全員には必要ありませんが、数名に役に立っているように思われます。


ウニと手羽先から骨格標本制作

2014-02-05 00:27:03 | 生物教育に関すること

 

進化の単元で作成したウニの骨格標本とニワトリ手羽の骨格標本。


ウニは他校の実習で使用したウニがお亡くなりになったあと冷凍した状態でいただき、
原液に近いハイターに浸すだけで簡単にできました。
ウニだけでも進化の教材に十分なるのですが、
もう数種類そろえて話を深めたいところです。


手羽先は通常の調理。
一晩、お醤油等につけておいて、朝からグツグツ煮込みました。
スチーム料理にすると、よりお肉プルンプルンでサクサク取り除くことができるそうなんですが、
唐揚げよりは軟骨のつき方などもよく観察できます。
こちらはヒトの骨と比較して相同器官について理解を深めます。

写真アップしただけで、なんだかおなかが空いてきた・・・・


オリガミバードで進化のしくみ

2013-10-11 07:18:50 | 生物教育に関すること


生物「進化」の単元にて「オリガミバード」を実施しました。

進化のしくみを理解するのに役立つ教材です。
実施効果はレポートを見てから報告します。

おフランスと栃木県

2013-10-05 15:41:26 | その他


同僚にいただいた「マロニエ」

栃の実に似ているなぁと思ったら、
マロニエって別名「セイヨウトチノミ」。
近種でした。

さらによく調べたら、
マロニエの殻はトゲトゲを持つので、
いただいたものもトチノミだということも判明。
おフランスのイメージから栃木県のイメージへ。

マロニエの実もゲットしたい欲求が高まっています。

高校生に見せたところ、「・・・くり?」の反応がほとんど。
とがっていないし、焼いただけでは食べられません。

面白いのは、どの殻も120度でぱっくり割れていること。

生物のかたちと数学はどこかつながっています。

追求したらきりがないだろうな・・・。