朗読 古典 『紫式部日記』和泉式部と清少納言
私達の「古典の会」はいよいよ「紫式部日記」を始めました。世界に誇る「源氏物語」を書いた作者でもある紫式部とは果たしてどういう人物だったのか、この日記を読み解くことでその人物像がわかってきます。豪華なパーティー、色とりどりの装束、おしゃれなやり取りその裏にうずまく権謀術、など宮中のセレブ達の思惑が交差する華麗なる政治エッセイでもあり、宮仕えの回想碌でもあります。また、清少納言や和泉式部に対する女性らしい批評文も興味があります。
清少納言に対しては「清少納言こそしたり顔にいみじう侍りける人。さばかりさかしだち、真名書き散らして侍るほども、よく見れば、まだいと足らぬこと多かり。」最後にこういう人のなれの果ては良いものではありません。厳しい
和泉式部に対しては「和泉式部といふ人こそおもしろう書きかはしけるされど和泉はけしからぬかたこそあれ・・・「恥づかしげの歌よみやとはおぼえ侍らず。世の中には下手な歌を詠んで気取ってるだけのくせに「自分はえらい」と思ってる人がいまさか憎らしいと同時におかわいそうと思えてしまいます。な、なんと厳しい式部様ですね。これからの勉強が楽しみです。来年の大河ドラマ「光る君」が期待できます。
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