8月に入り夏休みを利用して故郷に帰る人が多い月です。田舎ではじいちゃん、ばあちゃんが孫に会うのを楽しみにまっています。「帰省」といいますが、「帰省」漢字の「省」は「少+目」。「少」の解釈は様々ですが一説には小さくする意で目を細めてよく見ることを表す字といいます。帰省の「帰」は勿論帰る意ですが、ではこの「省」は何を意味するのでしょうか、実は親の安否をよくみて確認することです。本来「帰省」という語は父母を見舞うという意味を含んでおります。帰省の「省」との関連でいうと「定省(ていせい)」という言葉もあります。中国の古い書物にでてくる「昏定晨省(こんていしんせい)」を略したもので、夜=昏、に父母の布団を敷き、朝=晨には父母の安否を心配するという意味です。子が親に敬愛の心をもって尽くすことを表しています。帰省は懐かしい友達との交流も楽しくというイメージもありますが今年の帰省の際には改めて「省」の字の意味を思い出してみるのもいかがでしょうか・・・父母の安否確認も大切です。楽しい夏休みをお過ごしください。
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