【朝のお目覚め朗読】枕草子「上品なものとは」清少納言〜美しい日本語の言葉を一日の始まりに【元NHK フリーアナウンサー島永吏子】
NHK大河ドラマ「光る君へ」第15話が放送され、タレントのフアーストサマーウイカが初の大河ドラマに出演、「キキョウ」役で好演し、私もピッタリの役に納得しています。その「キキョウ」が清少納言の名を与えられました。あの「枕草子」を書いた才女でもあります。私の好きな章段に「上品なものとは」があります。「上品なもの。薄紫の衵(あこめ=上着と肌着の間に着る内着)の上に白い汗衫(かざみ)をかさねたの。カリの卵。かき氷に甘いつゆをかけて新しい金の器に入れたの。水晶の数珠数珠。フジの花。ウメの花に雪が降りかかっているの。とてもかわいらしい子供がイチゴなどを食べているの。」童の初夏の服装・・・薄紫の衵に白い汗衫を重ね着した童女がイチゴをおいしそうに食べてる様子が目に浮かび季節感が味わいる文章ですね。定子に仕える清少納言と倫子に仕える紫式部とのバトル合戦が大石静さんの脚本により一層華々しく展開されるのが楽しみです。定子サロン対倫子サロンの宮廷内の争いか?
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