今回は、前記事からの続き東日本大震災より7年(福島県)です。
震災翌年2012年5月に千葉県森林インストラクター会さん主催講座で福島県西郷村も訪れる、
「新緑の阿武隈川源流と那須平成の森」に参加させて頂きましたが写真がPCで見つけられず...。
⇒<3/12追記 過去記事でご紹介した新甲子遊歩道の桂(カツラ)の木を発見したので添付(写真4)。
桂は新鮮な落ち葉がカラメルの様な甘い香りを発する事から、「香出(かづ)」が名前の由来。
(出典「葉で見分ける樹木」小学館 ISBN 4-09-208022-0 ) >
お休み中頂いたお心遣いと、2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」主演&「ふくしまに恋して」でも会津弁
「さすけねぇ(大丈夫 , 問題ない)か?」が可愛い綾瀬さん「精霊の守り人完全ドラマガイドseason1~3」を添付。
<3/18追記 「精霊の守り人」で、綾瀬さんが2017に続き JAPAN ACTION AWARDS 2018 最優秀ベストアクション女優賞 !
ベストスタントマン賞も同チームからお2人優秀賞+帯金氏は最優秀賞! 本当におめでとうございます!! >
写真1はS様からの珍しい柑橘類ザボン。(ポルトガル語のzamboaに由来するそう)
2/12放送Eテレ「グレーテルのかまど」レシピでレモンの替わりにザボンジャムを作ろうかと思ったのですが、
片目なので諦めそのまま爽やかな酸味を頂きました。有難うございました!
写真2は京都の友人Cさんから頂いた、これも貴重な伏見稲荷大社さん「志るしの杉」と節分の「福豆」。
縁起物をお裾分け頂き誠に忝い!! 再会の機会を楽しみにしています。
ここから本題。原発事故により、今も2万4千人が避難している帰還困難区域が生じた福島県。
2016放送NHKさん「被爆の森 ~原発事故 5年目の記録~」拝見時の感想は過去記事で記させて頂きました。
(記事中の仙台市天文台さん制作「星空とともに」は今年も各地で投映されています)
上記の継続番組、今月3/7夜放送「被爆の森2018 見えて来た“汚染循環”」も拝見。
結論から申し上げると、帰還困難区域の森では「汚染の循環」という事が起きているとの事。
↓ 自分が特に興味を惹かれた部分のみ記載ですが、長 & seriousなのでご興味のある方だけどうぞ 。
明るい話題2つ末尾に有!
2016年時から注目の、避難地域とその周辺で有害駆除されたニホンザル臓器の分析をされている
東北大学 福本学名誉教授は、染色体の専門家弘前大学 三浦富智准教授との新しい研究も開始。
二ホンザルの血液から染色体を取り出し特殊な薬品によってカラー化すると、
2つの色が混ざり合った染色体つまり切断された2本の染色体が入れ代わって修復された異常、
形だけだと正常に見え発見しにくい異常が初めて見えて来たとの事。
この検体の細胞から4つの染色体で異常が見つかり、こうした異常は徐々に蓄積し細胞が癌化する
リスクが高められると考えらえる。すごく複雑な異常が起こっており野生動物でここまで出る事は驚き。
未知の世界に入り込んでいるという事かとの感想も述べられていて、
分析する個体を更に増やし染色体の異常と被曝量との相関性を精査していく事にされたそうです。
又、福島第一原発すぐ近くの森(避難指示解除の目安が3.8μSv/hに対し60μSv/h)に、
短時間なら調査が可能になって来た事で判明して来た事がある。
これまでの調査で、環境中最も多い放射性物質は「セシウム137」で半減期は30年。
日本原子力開発機構・福島大学共同研究チームの調査によると、放射性セシウムは
どんな森林であっても殆ど森林の中から河川には流失して行かない事が分かってきたそう。
東京大学 森敏名誉教授による研究では、帰還困難区域の野生植物を集め含まれる放射性物質を可視化。
特に高い濃度で汚染されていたのは花や実で、数千から数万Bq/kg。(農作物等食品の基準は100 Bq/kg)
量子科学技術開発機構高崎量子応用研究所による土壌にある放射性セシウムがどの様に植物に取り込まれるのか
の実験で、セシウムが植物全体に行き渡るのが可視化され、葉や新芽に養分を送る中継点が特に多い。
成長に欠かせないカリウムと性質が良く似ているために、本来は不要だが吸収されてしまう。
植物に取り込まれたセシウムがどこまで広がって行くのか、日本野鳥の会山本氏は帰還困難区域にしかけた
巣箱で森に生息する鳥を調べた。
「ヤマガラ」の巣箱の孵化しなかった卵に注目し前述の森名誉教授に含まれる放射性物質の
量を調査依頼したところ、6つの巣箱から回収し分析した卵のセシウムは平均379 Bq/kgを検出。
汚染が卵の中に及んでいる可能性が示され、親から子鳥に、卵に、放射能が移行している。
森名誉教授らによると、「食物連鎖を通して生態系にセシウムが入り込んでいる」
「(汚染の)循環という事が実際に起こっている事が見えてきた」
「(セシウムの値が高い)植物の柔らかい部分を鳥が食べるので、内部被曝している」
「帰還困難区域で死んでいたシジュウカラの個体では、血液が集まる頭部の汚染がひどい」
「次世代への影響を見て行かないといけない」
「悲劇的な事が起きている」
福島第一原発近くの帰還困難区域の森でのお話ですが、「想定外!」で片づけるには
悩ましい問題を今後も注視していかねばならない事を肝に銘じたいと思います。
森のセシウムの91.5%は土壌に有り放射性セシウムが1/10になるには100年を要する
(福島大学Vasyl IOSHCHENKO特任教授)という現実が、未来の世代に引き継がれてしまう。
かなり凹の部分もありますが、ここから先は明るい話題に切り換えます!
2018/2/24朝日新聞朝刊32面全面広告で、福島県creative director 箭内道彦さんと
映像director 児玉裕一さんによる福島県発信動画の記事を拝見しました。
「2061年のラヴソング」という歌を原案に映画「ラ・ラ・ランド」の様な、
「福島県のラ・ラ・ランド」を撮りたいと箭内氏から児玉氏に演出をお願いされたという作品。
箭内氏が2011/3/11当日震災を経験された場所である同じ撮影スタジオで、
50年後の福島をテーマにした作品を撮っているという事がとても感慨深かったそうです。
2015始動の未来を考えるため福島のメッセージを世界へ発信する「チャレンジふくしまプロジェクト」、
第3弾が「福島県のラ・ラ・ランド」をイメージされた 「MIRAI 2061」 !
そして子供達の未来という共通点で、3/27(火)PM10:00~10:49放送NHK番組
21人の輪「相葉雅紀と旅立ちの子どもたち」 もお見逃しなく!
<3/23追記 番組名とlinkを最新版に変更。過去内容も3/26(月)AM0:30~ & AM1:16~に放送!>
昨年のテレビ東京さん「イチゲンさん」南三陸町やテレビ朝日さん「相葉マナブ」茨城県神栖市もそうでしたが、
相葉さんご出演番組で被災地を取り上げて下さっている事がとても温かい気持ちになります。
「梨と落花生とともに千葉の名産品!」いや「宝!」ですから、「千葉Walker 2018春GW」も熟読します。
<追記 贅沢搾り新CM情報解禁のA社さんは、過去記事でご紹介南三陸復幸きりこ祭 の特別協賛。繋がっている ! !
そして、長く素敵な5人&風間さんCMも見せて下さっていたK社さん(Mちゃん)改めて有難うございました!('◇')ゞ
TVLIFE2017年間ドラマ大賞、相葉さん主演「貴族探偵」の作品賞、主演男優賞、主題歌賞Bravo ! ! ! >
7年前のあの日を忘れずに、季節の変わり目につきお身体に気をつけて良い週をお過ごし下さい!!
← Merci pour votre adhesion! 文&写真 白クマ
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