今でこそアルミでもカーボンでもパイプは大分細くはなってきてはいますが、そもそもアルミやカーボンフレームのパイプは大口径が普通だったのです。これは、アルミフレームを軽量で剛性の高いものにするためだったのですが、以前はカーボンフレームでも同じ状況だったのです。Supersix時代のカーボンフレームチューブはCAAD10よりも太かったのです。TREKのマドンシーズはもっと太かったはずです。
私がCAAD10に憧れたのはホリゾンタルフレームとそのスマートさでした。Supersix EVOの時代に入り、チューブは細くなり、今ではほとんど違和感がないのですが、流石に当時のSupersixのパイプの太さは気になっていたのです。私がアルミフレームに拘っていた理由の一つがこのパイプの太さのせいもあったのかもしれません。
一方、クロモリフレームはパイプが細いのが特徴で、見るからにしなりを感じるほどです。クロモリフレームは金型を使用しないため、オーダーメイドが出来るのも大きな特徴です。重くて錆びやすいクロモリが人気なのは、スチールロードの姿の良さと手作り感だと思っています。パッと見でこの細身のシルエットが美しいと感じるのは私だけではないでしょう。
パナソニックではカスタムオーダーシステムを採用しています。素材はチタンとクロモリが選べます。クロモリのフレームセットで10万円以上と中級のアルミロードが買える価格ですが、パイプだけではなく、ロゴまでも選択可能なので、オリジナルバイクが欲しい方には最適なシステムだと思います。
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