さて、こわれてしまったXVI(エクシヴィ)の電源ですが、EXPERT修理の時と
同様、ATX電源を接続するケーブルを作成する事にします。(実際このほう
が現実的ですよね。ATX電源は巷にゴロゴロしてるし。)
電源を取り出し、外側の殻だけ残します。(この方が後から見たときすっきり
しますので。)
次にケーブル作成です。X68はAT互換機と電源ONの信号のロジックが逆
になっているとのことですので、74LS04というICと4.7kΩの抵抗を使って簡単
な回路を製作し、PowerOnの信号を逆転させてATX電源に接続します。
メス側のコネクタはATX電源延長ケーブルというものを改造して使用します。
その他のコネクタは信号のとおり結線します。
ついでですので、内蔵電池を交換します。XVIは他の機種と多少異なり2次
電池が使用されているとの事。ただ、別段同じ物を使う必要も無いでしょうか
ら、以前ACE用に購入していた物を取り付けます。少しだけ改造。電源線を
引き出して適当なところに固定。
ケーブルを先ほど分解した電源BOXの中に這わせます。
とりあえず組み上げてテストです。以前は電源が切れない状態のまま終わ
っていますので電源を繋いだ瞬間電気が入る事が予想されます。
ぶっつけ本番。接続すると勝手に通電しますので、前の電源スイッチをON
-OFFと押してみます。LEDが点滅を開始し、無事電源OFFしました。
ここまで行くとちょっとほっとしますね。
再度電源ON。無事起動できない画面が出ました。FDを入れブートしてみま
す。OK。無事終了です。
改めてメモリ、MIDIボードを入れなおしてチャレンジです。特に問題ないよう
です。無事終了、めでたし、めでたし。