セイヨウオオマルハナバチ という 外来のハチがいる。お尻が白いのが特徴で、北海道在来のマルハナバチと競合し、北海道の植生など生態系全体に影響する可能性も懸念されている。
昨年から定期的に東大の研究チームが大雪山周辺に来て、その調査をしており、今日は50名を集めての セイヨウオオマルハナバチ駆除イベントを行なった。
駆除といっても きわめて原始的な方法で行なう。エゾエンゴサクやエゾムラサキツツジなどの蜜を吸いに来ているのを 虫あみで一頭ずつ捕まえるのである。
今回は半日、50人で 約150頭のセイヨウオオマルハナバチを捕まえた。この季節は 女王蜂が 巣づくりをして、これから卵を産もうとしている。つまり、今、女王蜂を1頭捕獲することは、産卵後の働き蜂数百頭を捕るのと同じ効果があるのだ。
外来種の駆除は、ただ闇雲に行なっても効果はすくない。対象となる生物の特徴をきちんと理解して、タイミングよく活動を進めたいものだ。
ちなみに、セイヨウオオマルハナバチに関する話は、生態系全体のつながりが良く見えて大変に面白い。 ただ、内容がありすぎて ここでは紹介できないのが残念だ。
あらいかず
昨年から定期的に東大の研究チームが大雪山周辺に来て、その調査をしており、今日は50名を集めての セイヨウオオマルハナバチ駆除イベントを行なった。
駆除といっても きわめて原始的な方法で行なう。エゾエンゴサクやエゾムラサキツツジなどの蜜を吸いに来ているのを 虫あみで一頭ずつ捕まえるのである。
今回は半日、50人で 約150頭のセイヨウオオマルハナバチを捕まえた。この季節は 女王蜂が 巣づくりをして、これから卵を産もうとしている。つまり、今、女王蜂を1頭捕獲することは、産卵後の働き蜂数百頭を捕るのと同じ効果があるのだ。
外来種の駆除は、ただ闇雲に行なっても効果はすくない。対象となる生物の特徴をきちんと理解して、タイミングよく活動を進めたいものだ。
ちなみに、セイヨウオオマルハナバチに関する話は、生態系全体のつながりが良く見えて大変に面白い。 ただ、内容がありすぎて ここでは紹介できないのが残念だ。
あらいかず