「漂流外国物語」第八十二ページ、上の一~二行目
解読 日本越シツ゜ホンとも、トンヤ共唱へ申候、
此所之女之着付ハ、半袖ニ而丈ケハ裾迄大躰ハ日本同様
読み 日本をシツ゜ホンとも、トンヤとも唱え申し候。
此の所の女の着付けは、半袖にて丈は裾まで大体は日本同様
説明 「日本越」・・・日本を。「越」は変体仮名。 「女の着付」・・・「着」が不鮮明です。着物の着方。 「裾迄」・・・「迄」の字は異体字で「占」にシンニョウを書いています。これも形で覚える字。 「大躰」・・・大体。 「日本同様」・・・小さくて読みにくいが、よく見ていると見えてきます。