「漂流外国物語」第九十ページ、上の一~二行目
解読 候故、出立之節ハ船頭水主等ニ茂餞別色々貰ひ申候、
舟賃ニ出し候アメリカ之銭廿五文船頭より貰ひ
読み 候故、出立の節は船頭水主等にも餞別色々貰い申し候、
船賃に出し候アメリカの銭(ぜに)二十五文、船頭より貰い
説明 最初は読みにくいですが、「候故」。 「出立」・・・「出」が解り
にくい。 「船頭」・・・「頭」が難しい。 「水主」・・・「主」も全く読めま
せんが、言葉の流れで読みます。 「ニ茂」・・・にも。 「色々」・・・これ
も難解です。 最後の小さい字は「申候」と書いています。 二行目
「舟賃」・・・これも易しい字ですが、読みにくい。 「廿五文」・・・「五」が
難解です。二十五ドルの事か。