「漂流外国物語」第八十三ページ、上の一~二行目
解読 女ハ足之先細くち以さく候、夫故先之細き沓越者く
なり、下品之女ハ常躰足のち以さき女ならで者
読み (上品の)女は足の先細く、小さく候。それ故先の細き沓を履く
なり。下品の女は常体足の小さき女ならでは
説明 「女」・・・上品の女。上流階級の女。 「ち以さく候」・・・小さく候。
「以」は「い」。 「夫故」・・・それ故。 「沓越者くなり」・・・沓を履くなり。
「者」は「は」です。 「下品之女」・・・「品は読みにくいですが、前ページの
「品」と比べて見て下さい。 「常躰」・・・常体。普通の時。普段は。