「漂流外国物語」第八十八頁、上の三~四行目
解読 祝ひ事之酒盛等ニハ、笛太鼓ニ而囃子立申候由、
一、チャブと申小船四五石積位家形之屋根ハ竹躰ニ而阿ぢろ
読み 祝いごとの酒盛り等には、笛太鼓にて囃し立て申し候由、
一つ、チャブと申す小船四五石積み位、家形の屋根は竹躰にてあじろ
説明 「祝ひ事」・・・悦びごと。慶事。 「等」・・・はっきりと読めません。
「囃子立」・・・『はやしたて』、「立」が「在」にも見えます。 「小船」・・・
四・五石積み位の小船。 「竹躰」・・・「躰」がはっきりしません。
「阿ぢろ」・・・竹や芦などを薄く削って縦横に組んだもの。天井や
屋根として使う。