古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十二章 乍恐奉願口上・その九十五又弐

2012年11月23日 09時26分40秒 | 古文書の初歩

乍恐奉願口上第二十一ページ、上の画像の最終の二行

 

解読 又弐両壱朱 三拾三俵賣捌給銀口銭共

    合九拾五両六歩と銭弐百九拾四文

読み また二両一朱 三十三俵売り捌き給銀、口銭共

    合せて九十五両六歩と銭二百九十四文

 

解説 「又」・・・「それに」と言う意味で使っています。 「二両一朱」は「干し鰯三十三俵を売り捌いた給銀として。 「給銀」は賃金の事ですが、この場合は支給されるお金のこと。 「口銭」・・・『こうせん』・・・手数料。 「合」・・・『あわせて』「合計」。 「五両六歩」・・・難しい崩し字ですが、数字と単位は、古文書を習う過程で避けて通れない道です。回数で慣れるのが一番。 「銭」・・・『ぜに』。 「弐百」・・・「百」の字の中を省略しています。 「四」・・・此の字も中を省略しています。 「文」・・・『もん』。通貨の最小単位。

今日で第十二章は終了します。本日はパソコンの都合で投稿がたいへん遅くなりました。お詫びします。


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