ネットより あらすじ
【あらすじ】
あるところに一匹の女房ねずみがいました。そのねずみは他のねずみと違いました。
見かけは他のねずみたちと同じで、他のめすねずみのする事を皆しました。しかし彼女はそれだけでは満足せず、
今持っていない何かを求めていました。そんな女房におすねずみは「これ以上、何が欲しいというんだな?」と尋ねるだけでした。
ある日家に鳥かごに入れられたきじばとが来ました。きじばとはえさを食べず、
外 の世界を恋しがっているばかりでした。豆を目当てに鳥かごへ行くようになっためすねずみは、きじばとに窓の外の世界の話をしてもらうようになりました…。
Rゴッテン作 石井桃子訳 ねずみ女房を読みました
上越市の童話講座での宿題です 自分では選ばないだろう本 こうゆう機会でもなかったら読まない本
レトロな表紙とむかし臭い題名 短編です ねずみの奥さんが主役で平凡な女の一生の話。。
そう思って読み進んでいたけど ちょっと違うかも 平凡ではない この時代に共通する 不倫。。とか 飛び立ち願望とか・・・(昔さ 飛べない女とかいったよね)
ねずみに置き換えた 女性の心理の話 どんな風にも解釈できるでしょうね 読み人の置かれている立場 時代とかでね
子育て中の女性とか 旦那さんとの関係に悩んでいる奥さんとか 仕事をしたいけど 家にいなくちゃいけない人とかさ
このねずみは 他とは違う別の場所へ行きたかった 自分は他とは違うと感じていた・・・・こんなことしている場合じゃないというかさ
夢見ていた未来と繰り返す日常との違いに悩むのはだれでも同じ でも ここが自分の場所と悟り 自分の人生をまっとうしたねずみはえらいなあ。。
一年後にこの本を読むと また今とはちがう感情がでているかもしれない 子育てと だめな夫ねずみの世話の毎日の繰り返しの日々 そこに 突然現れた ハト
森のこと 空を飛ぶこと 風のこと・・・・・自分のしらない世界を知っているハト。 やっぱり好きになっちゃうよね・・・
子供の話としても 大人の童話としても 充分読める 読み応えある本でした みなさんはどんな感想なのか早く聞きたい。。