別役実さんの童話集です 三省堂の中学一年国語教科書の短編を読み 惹かれました
本を図書館にリクエスト その後購入しました
空中ブランコといえば 中原中也のゆやゆよん を思い出すけど 全然違った
世界で一人だけの三回転宙返りのスター キキが 別のサーカスのピピも三回転宙返りができるようになった
その話を謎のおばあさんに聞かされて 死を覚悟で今夜四回転宙返りに臨む決意をする
おばあさんは絶対に成功する薬をくれる のみか飲まないかはキキしだい
その薬を飲むと成功は手にすることが出来るが それで終わり・・・と言われる
キキは迷わず薬を飲み 見事な四回転宙返りをする 割れるような拍手の中どこかに消えてしまったキキ
アスリートの気持ちや若く美しい女優さんの年老いていく葛藤の気持ちなど
読み方によっては様々な解釈ができます 深い物語でした 物悲しくて寂しい話
読んだ人の心に何かを残すお話ですよ
24日の朝 庭が真っ白になりました いよいよかな
南葉山は一回目の冠雪
通勤の途中に見た虹 秋の虹はスリガラス越しに見ているようですね
曇天や 秋の虹色 すりガラス