みいのしっぽ2016

主婦のきまぐれブログ

富岡総一郎 白に染まる

2023-03-21 08:24:20 | 美術鑑賞


  高崎駅西口から歩いて三分   高崎美術館はすぐに見つかりました

  大きなポスターが壁にどんと貼ってある   同郷人として誇らしいです


  美術館は近代的な コンクリートの建物    三階までのスペースを時代ごとに分けて展示されていました

  写真はダメなので。。。    二時からの学芸員 住田さんの解説を聞きながら鑑賞します


   トミオかホワイトと名づけた独自の絵具  特許も取らなかったとか・・・・自分の作品は誰にも真似できない自信あったからか

   画布に絵具を塗り 刻み 削る という技法で白と黒の世界を表現し続けた富岡氏

   健康を損ねたり  友人の死があったりと 人生の遍歴を聞きながら絵を鑑賞すると 富岡氏の心が少し理解できたような気がします

   住田学芸員の解釈は 今まで私が聞いた富岡総一郎の絵の説明とは 少し違う角度からだったのも 面白かったです

   黒と白の絵が二つで一対     黒い世界の中にほんわりと浮かび上がる赤・・・・それはハート 魂なのでは!

    十分に堪能させてもらいました   離れがたい気持ちを抱えつつ    同じ敷地内の 旧井上房一郎低へ









   お庭を通り パテォオと呼ばれる中庭から家の中へ     おしゃれな造りです




   アントニン・レーモンドの建築   レーモンドスタイルがよく表れている建築とのこと

   1952年に井上氏の自宅として建てられたとか   ここは居間で多くのお客さんを迎えた場所




  アントニン氏の奥様(ノエミ)は家具デザイナーだったそうで   椅子や照明も素敵です





  梁・・・雪国とは違う    町家見学ばかりしていたから 雪国ではない家の梁が珍しい





   おしゃれな空間ですわ




   ここは寝室    照明の傘は イサム野口氏とか・・・・・

   飯野さんは建築士なので 知識が豊富でうらやましい   私は知らないことがいっぱいです





   井上房一郎氏と交流のあった  湯川秀樹氏の書


    閑雲朝夕来・・・・かんうんてきせききたる    唯閑雲の朝夕に音ずるるあるのみ

   いいものが見れて良かったです



   







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