4日に高田小町周辺の雁木 町家にて ごぜの門付け再現が 三年ぶりに行われました
高田には杉本キクイさんを親方とする 最後の高田ごぜと呼ばれた人々がいたのです
高田にはごぜ文化があり 盲目の女性が自立して生きていける土地柄だったのです
もちろん芸の修業は厳しく 盲目の女性ということで 何かと偏見もあったことでしょうが
杉本親方を中心に りっぱに芸人として生き抜いた人々なのです
門付け(かどつけ)とは 旅の芸人なので 旅から旅の毎日。。
今日はこの村 あしたはあの村と 行先も 泊まる宿もちゃんと決まっていたのが 高田ごぜの特徴です
さあ・・・今日は私たちごぜがやってきましたよ お久しぶりです 一曲聞いてください・・・と
家々の軒先に立ち 歌うのが門付けです お礼にお米やら お金やらをもらいます
高田小町の二階で身支度をして 時間になると ごぜ唄継承者の 月岡さんを先頭に階段から降りてきます
♪ うめかさくらか れんげのはなか~ どこへいきゃるや みやとのさぁ~
緊張の一瞬 ここで角巻を着て 旅支度をします 私はお手伝いで 角巻を肩にかけてあげる役 ドキドキ
晴れていて気持ちのいい日でした 雪も残っていて景観もいいです
外のひんやりとした空気の中に 月岡さんの三味線と歌声がしみ込んでいきます
門付けの場所は四か所 すでに用意されごぜさんの到着を待っています
全国から見学に来た人たちが いっせいにカメラを構え 待ち構えています
高田の町がにぎわうとき 私も以前ごぜ役を経験済み 伏し目で歩くのは大変なのです
スタッフの特権 旅支度中の楽屋ではしゃぐ ごぜ役さんたち・・・・パチリ
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