さきほどのブログ 支離滅裂 何を書いているのかわかりませんよね
十年以上続いている 上越教育大学教授で小川未明研究の第一人者
小埜裕二先生が主催する 小川未明研究会で教えていただいたことに興奮していたんです
資料・・・今道友信「未明童話における美」 (ネバーランド ⅴoI17 2006)
要旨 童話美学における他者
童話は、人の心を浄めていくようなさわやかさと、なにか忘れがたいなつかしさをある種の
寂しさとともに、子供にもしばらく考えさせる時間をよびおこしてくれるものでなければならない。
理由は分からない。満ち足りた喜びの時こそ幸せであるのに、そういう時にはえてして他者の影が
薄くなり、自分の輝きに酔いがちで、他者をいつの間にか忘れてしまう。
どこか言い知れぬ寂しさというか悲しみというか、無の影のしのびよってきているはかなさの感じられるとき
そこにこそ他者のための場があるように人間の心は創られている。
人間のその時々に少しばかりの弱者のときと、ほんの少しは強者のときとあって、いずれにしてもおのれ自身の
立場のどこかに一末の欠如としての寂びしさが漂うときに、他者は他者として立ち現れる。
まだまだ続くのですが 今道友信氏は小川未明を絶賛しているのです
よくわからない表現もあって すぐにピンとこないのですが・・・・
読み聞かせなどをしている人にもぜひ知ってほしい 内容でした
研究会の後 Kさんとお茶しながらそこでまた 二人で盛り上がりました
今道さんは哲学者 なので言葉はむつかしいんだけど ハートというか未明ラブ。。を感じる
それが私にはうれしかったのです
すべてがうまくいき ハッピーエンドで終わる話だけではダメと言っているんですよね
寂しさを感じられるようなお話 自分自身の寂しさ 社会に対する寂しさ
時と共に成長することで大事なものや感情が失われる寂しさ
そういうものが書かれていてこその童話だと 未明童話にはそれがあると・・・・
これからも小埜先生の講義 聞かねばとおもう私です
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