昨日は8月12日。1985年のこの日、日航機123便が群馬県内のいわゆる御巣鷹の尾根(実際には御巣鷹山の尾根でないが)で墜落、520名が亡くなった。
この事件を巡っては、多くの日本人はおそらく今でもほとんど単に大きな事故として受け取っていないと思う。だから、このまま風化させようというのが日本国支配者層の考えというものなんでしょう。
しかし、そもそも、運輸省がボイスレコーダーを破棄したりするから余計にこれはまったく普通でない事件なのだと確信を持つ人が増えるという事情もある。
その中でいえば、思えば4年前の、NHKスペシャルは思い返せば単なるアリバイ披露以上のものがあったなと最近思ってる。
2015年8月1日放映
NHKスペシャル 日航ジャンボ機事故:空白の16時間~"墜落の夜"30年目の真実
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0801/
当時の私のエントリーはこれ。
「昭和という国家」がうろうろしている気がする
この中で、わけのわからない理由で現場を特定できませんでしたと元自衛官たちが言っているのはむしろどうでもよくて、私が
墜落の10分後、長野県川上村の現地住民が100番通報していたのに、それが全く活用されず、それどころか見当違いの方向を指し示す情報に関係者が乗っていきました、という流れの方がもっと問題だ。
ぶちゃけ、この最初の川上村から寄せられた情報を真面目に受け取っていれば、墜落現場の位置特定は実に容易だった。誤差は限定的だ。
この方の情報が非常に精度が高かったことは、結果論ではなく、当時だって頭を使えばわかっただろう。彼女は、いつも農作業をしている現場で飛行機を目撃し、その上で、長年見慣れた山々のどこで光って、どこから煙があがったのかを見ているのだ。
つまり、自分がいるのは長野県の川上村であの山の向こうは群馬県で、その間にあるのは高天ヶ原、東の方には三国山があって、という位置関係がはっきりしている。単なる通行人が「山の向こうで」と言っているのとは違う。
と書いた、この通報者の方が描かれた絵がこのドキュメンタリーの中に登場していたことに一定の、当局者からのメッセージがあったんだろうなと思った。
「123便 川上村 絵」で検索したら、丁寧にクリップされていた方がいたのでお借りします。
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-jal0102.htm
私が当該番組で見た絵はまさにこれ。
で、この2枚目の絵が示すのは、通常の航空機事故で発生する燃料による火災以上のものが起こってました、ということでしょう。
ぱーっと赤い炎が起こって、きのこ雲が出てきました、といった目撃証言になるような光景。
ではなんでこうなったのか。それは錘用の劣化ウランとラジオアイソトープを合計500キロ以上積んでたからというのが最も妥当、穏当な解釈ではないのかと私は思う。
要するにダーティーボンブがさく裂したような状態があったのではないかと推測されるし、そうだとすれば遺体の損傷の激化の要因ともなったでしょう。
また、横田基地は確かに広いけど周囲には民家がずら~っと並んでるわけで、ここでどうさく裂するかわからない積み荷を持って危険な着陸をするリスクが怖すぎて横田に侵入させられなかったという考えは当然あり得るのではないかとも思う。(被害者遺族にとっては耐えられないとしても)
なにも「核ミサイル」攻撃があったのだと言わずとも一定の理解は可能ではないのかと私は思ってるわけだす。そもそも、航空機を撃ち落とすためには普通の地対空ミサイルで十分だし。
■ 因と果
ただ、これで何かが解決したわけではもちろんない。
これは言ってみれば、因果関係の果の方はこんな感じでしたと当局者が出して来たのにすぎない(それもその中で最も穏当なものを演出したという可能性も捨てきれない)。
問題は、因果関係の因なんでしょう。つまり、相模湾上空で何が起きたのか。
これが解明されない限りこの話に終わりはない。
従って、引き続きこんな感じのお話は続くのでしょう。
この事件の真相を筆者なりに推測すると、1985年当時、筆者が勤務していたIHIの豊洲工場で建造した護衛艦まつゆきが相模湾で試運転中、搭載していた無人標的機・ファイアービーかチャカ2を試験的に発射、不幸にも、日航機123便の垂直尾翼に命中したことが、墜落原因の第一弾だったと観ています(注1)。
■ 妄想と欲
で、今年は、折から、中国とアメリカ、日本と韓国で貿易摩擦が起こりまくりなことを受けて、80年代の日本といえば、いやもうほんとにアメリカに虐められていたのだったなということを思い出させられた。
半導体摩擦といい、日本車のぶち壊し騒ぎとかいろいろあって、その一方で、中曽根は不沈空母であるとか言っちゃうわけで、一体全体日本というのはどういう設計になっているんだろうかと思わずにはいられない。日航機との関連でいえば、プラザ合意だけでなく、TRON問題と考える人がいる。
普通に考えれば、あれだけ貿易摩擦、わけても半導体摩擦でやられまくれば、アメリカと距離を取ることを考える人たちが増えてもよさそうなものだが、むしろそこから尚一層の従属的態度になった・・・。
これは、もし、日本が真性のマゾ体質であるという特殊な事情がない限り、要するに、尚一層従属的になるための仕掛けがあったと考えるべきなんでしょう。
しかし、それを、単に、米に、あるいは米の軍と軍産に脅かされていたからと考えるのは多分ちょっと違うんじゃないかと思う。日本の軍と軍産には、おそらく、別のシナリオ、別の利益がぶらされ下られているからこそ、あっさりと乗ってしまうという構図ではなかろうか。
つまり、よく、馬を水辺までは連れていけるが、馬に水を飲ませることはできない、とか言うでしょ。それと同様に、かなりの程度仕掛けることはできるが日本の側に協力者がいなければ何事も達成できないということ。
■ オマケ
いやしかし、日本というのは第二次世界大戦に至る過程でやたらに軍事力を頼みにして、近隣諸国との友好を構築できず惨めな敗戦をしたというのに、その次もまた、結局は軍事頼みの勢力によって乗っ取られて、またパッとしない末路を迎える。
戦後の日本の不可解な事件というのは、その多くは結局のところ防衛疑獄、軍事疑獄ではなかろうか?
で、それを可能にしてしまうのは、結局のところこれは日本の側の受け手の思考の問題であり、世界観、歴史観の問題だと思うわけですよ。
戦争して勝つこそこそ素晴らしいみたいな妄想を持ってる人がいて、また、それに引きずられがちな言語習慣がある。勝つ気がなくてどうするんですか、みたいな煽りを真に受ける。この空間がいかんのやと思うんですわ。もう、カビはえる土壌みたいなもん。
迂遠なことを言うようだけど、ガラパゴス的カビ空間の解消こそ、控えめでいい、「我々らしい繁栄を」という我々へと至る道ではなかろうか。
ありがとうございます。私は、「”オレンジエア”は貼り付け」というお話を非常に納得して聞いています。
ここにトラップがあったんだなと理解しています。
気になったものですから、分析パラメーターを様ざまに変えて、各種の声紋を観察してみました。問題の音声記録では、録音開始から”orendziea”の少し前までのスペクトルには1500Hzから1700Hzにかけての母音帯域に音が存在しないのです。どうしてそうなのかは私には理解できません。しかし、問題の”orendziea”の少し前から、この帯域に雑音が入り込んでいますから、ここから”orendziea”までが貼り付けされた部分だと思います。機長の叫んだ内容は”nanka atat-tazo”であり、”nanka bakuhatsu shitazo”では絶対にありません。また、機長の”nanka atat-tazo”には、母音[a]と[o]がありますから、航法機関士のものとされる声”orendziea”の[a]と[o]とに、スペクトル模様(声紋)を比べることが可能です。模様が重なれば、同一人物となります。結果両者は全く異なります。”orendziea”という声は地上の天井の高い建物屋内で、ラジオかテレビの雑音を背景に録音したものでしょう。機に搭載されていた音声記録装置による録音ではありません。植草氏は誤誘導されたのかも知れませんね。運輸省が現記録を廃棄した目的は、この機長発した”nanka atat-tazo”を隠蔽したかったからなのでしょうかね。ブラックボックスの録音テープはループであり、きっちり30分長だということですが、31分の音声記録もあるらしい。闇は実に深い。
公開記録が改竄されたものだということで、慎重に再検討しました。寧ろ例の”オレンジエア”の連鎖が異様さを暴露しているように見えます。強い明瞭な”オレンジエア”の声の背景に微かな反響が聞こえます、雑音処理を施した形跡も見られます。私はもしも編集挿入があったのならば、この”オレンジエア”が捏造部分かも知れないと考えるに至っております。声紋分析を予想して編集加工したものでしょう。プロの仕事ですね。
興味深いことをしていただきました。
コックピットのボイスレコーダーは一旦運輸省が廃棄したと発表。
その後、元赤旗記者で現在フリージャーナリストの米田憲司さんにボイスレコーダーがもたらされ、公表、といった経過をたどったもの。
その米田さんは、このコピーは事故調が改ざん、編集していると発言されているようです。(宗純さんの記事によれば、2013年にそう言ったそうです。
https://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/0756a948b1a85225020a13a70a62c780)
ボイスレコーダーの文字の記録はもっと前から公表されているわけですが、その記録をたどると生存されている方が直後に話したことと矛盾するのではないか、といった指摘をする人もいました。
従って、米田氏が語る通り、改ざんされている可能性はあるとすれば、この、公表されているボイスレコーダー、そしてフライトレコーダーでは真相には辿りつけないのだろう、というのが現時点までに知られていることかと思います。
1.機体外部でド・ターンという音が発生している。”ド”は垂直尾翼の前端に長い物体が衝突した音であり、”ターン”はその胴体が尾翼の翼面に中った音であろう。
2.直後、機体内部で発生した、強い”ガシャ”という金属の破壊音が聞こえる。
3.機長の声なのだろう、すぐに”なにかあたったぞ”という声が聞こえ、副操縦士なのだろうか、私には判読できない応答がある。しかし、その後、”ギア”や”りょうほう”という応答が聞こえる。
4.その後、機長の”スコーク...”の声に応えるかのように、かなり強い声で日本語の発音で”オレンジエア”という航法機関士らしい声がある。これは当然機長の質問に対する応答であり、中ったものは”オレンジエア”だと解される。
オレンジエア仮説は陰謀論ではないようですね。音声記録は声紋分析をかけると、発話内容が明瞭に判別されますから、記録原本を破壊せざるを得ません。たぶん解析を担当した人物が隠しもっていたものが、誤って公開されたのでしょうね。