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転換期のコロナ騒動と呼ぶべきか

2020-05-13 17:58:21 | アジア情勢複雑怪奇

コロナ対応が謎だらけだというのは多くの人が思うところだと思うけど、結局これは目的が他にあるからコロナ対応があられもない、って話ですよね、きっと。

じゃあその目的は何か。

1つは、財政ファイナンスは正当だ時代の到来って感じがする。

今日は米民主党のペロシが、3兆ドルの救済パッケージを出してきたというのが話題になってきた。

景気刺激法案は大きい価格だが、ウィルスは大きな問題だ、だそうです。

Pelosi: Stimulus bill is a big price, but virus is a big problem

https://edition.cnn.com/videos/politics/2020/05/12/nancy-pelosi-stimulus-bill-price-sot-lead-vpx.cnn

 

ホントにか??? でしょう。

他方、日本の方は、じりじりと企業倒産が増えてきてる。そうなると当然、救済しろ、ってなるでしょ。さらに、地方銀行が安倍の低金利政策のおかげでもう国債の買い手となれない体質になっちゃってる。ということはストレートに日銀引受時代に行くんじゃないかなと想像する。

 

でももう1つは、前から書いている通り、日本の反共右翼団体が最初っから反中国に狙いを付けて騒いでるのがとても目立つ。この人たちに特徴的なのは、コロナなんかなんとも思ってない態度(笑)。ひたすら習近平来日阻止、みたいな感じ。

そして、一見すると真反対に見えるけど、昨日出てきた鹿島平和財団みたいなところが、なんとかしてこの騒動を大きくしようとしているように見えるのも忘れてはいかんでしょう。

ジョージ・ソロスなんかも、コロナの後では世界が変わるみたいなへんなことを言ってる。

しかし同時に、実はさり気に重要な事実が見える。ドイツはコロナを理由としたユーロ圏全体で持つ債権発行を拒否しているし、ドイツの裁判所はユーロ圏の中央銀行が金融緩和QEプログラムの下に各国の国債を買い上げるのは付託された権限を飛び越えてる、と判断した。つまり、ユーロ圏という存在は、日本やアメリカみたいな財政ファイナンスを行う主体ではない、ってことですね。

George Soros: Germany's ECB Ruling May Spell 'the End of the EU as We Know It'

https://sputniknews.com/europe/202005121079277646-george-soros-germanys-ecb-ruling-may-spell-the-end-of-the-eu-as-we-know-it/

 

別の見方をすれば、「事件」によってユーロ圏を国家主体みたいに、もっと踏み込んだ形にしたいと希望する勢力がいたんじゃないか、ってことでしょうか。

しかしドイツは拒否した、と。そう、いろんなところでドイツはむしろnationを取り戻すっぽい動きに入ってる気がしてる。

この動きは、戦後の歴史を考えれば地味に大きな話なんじゃなかろうかとも思う。

ドイツ、ソ連軍捕虜の記録をロシアに渡す&産業的大規模殺人

 

■ 日米欧

で、なんで鹿島平和財団がソロスあたりと関係して見てもいいんじゃないかと見えるかというと、この創立者の鹿島守之助は、統合ヨーロッパの理念をまとめたクーデンホーフ=カレルギー伯爵と意気投合してた人だから。そこから、汎アジアというアイデアにのめり込んでいって、戦時中は大東亜共栄圏だって同じだ的なことを言ったとか言わなかったとか、という人になっていた。

今も、汎ヨーロッパ、汎アジアといった発想でものを考えている集団であると思われる。多分、日経新聞などもここと非常に似てる発想でやってる。日経は、Financial Timesを2015年に買収して以来、グローバリズムの旗手ぐらいのつもりでプロパガンダに専念してる。FTの名前を使って。

 

ぶっちゃけ、アジアって広いわけで、基本的に極東しか知らない日本が中心になるという考えそのものが実に馬鹿げていると私なんかは思うけど、この理念を持つ(というか、あっさり飲んじゃう)人は実は戦後もずっといる。

そこから、ブレジンスキーが中心になって作った、アメリカ、ヨーロッパ、日本の3極で世界を仕切ろうという三極委員会みたいな考えが隣り合わせになっちゃう措置があるんだと思う。

このへんって、日本の政治経済の話の中で実に重要な枠組み作りの話なのに、あまり表で語られることがないように思うんだけど、それはそれだけ実は重要ということなのだろうかと思ってみたりもする。

 

まとまらないまとめ

アメリカ、イギリスあたりで、コロナのロックダウンに反対して行動を起こしている人たちは、この奇妙な状況、いかさまな状況を察知している人たちだと思う。大変結構なこと。

 

■ 今後の課題

グローバリストというのは、多分、昔の既得権益者層(領主層)による反・平民中心世界だったんじゃないか? ここがおしなべて反ソ連だったのは、その意味だったんじゃなかろうかと考え出しているところ。

ソ連/ロシア、中国、アメリカは実のところ平民中心主義。どれだけ格差があろうが、社会の中で、生まれながらにエライ人がエライという考えは是認されない。

この考えがロシアと中国で主流になったのは、当然ながら、ソ連と中国共産党が一定時間もちこたえたから。

平民中心主義は、ユダヤの陰謀などとも描かれ、それはそれで実際一理ある。だけど、果たしてそれだけと言い切れるのかと考えると、そういうものでもない。

第一次世界大戦は確かに帝国を潰していった、世界を変えた画期だった。この意味がきちんと考察されていないことが現在の混乱を生んでいるような気がする。


 

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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こんな記事が出ていますが・・・・・ (和久希世)
2020-05-13 22:04:46
福島 淳也
5月5日 20:57
《拡散希望》
MS Task Force for COVID19  代表 福島淳也 2020 5.5
2019 8月にはCOVID19 が日本国内へ侵入し、蔓延していた可能性が高いとの研究結果を得ましたので報告致します。中国をはじめ、世界中で昨年6月以降の検査をやって頂けますように。よろしくお願い致します。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3734434503294208&id=100001830850140

*****
この人はお医者さんだそうですが、
どんなものでしょうね。
私は丸信じしすぎでしょうか?
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どうせならとことんぶち壊せ! (セコイアの娘)
2020-05-14 08:11:49
もう私は、このババア(ペロシのこと。すみません、汚い言葉を使って。)とその七光りで知事になった甥っ子(ニューサム)の顔を見ただけで血圧があがっちゃいますよ。
この人達に任せておいたら、アメリカなんかぶっ壊れちゃいますよ。
今度は何を言い出すかと思ったら、賃借人と賃貸人の保護のために、家賃を10年(10年ですよ!)に渡り州政府が肩代わりするというもの。マジすか?
https://www.foxnews.com/politics/california-democrats-say-10-year-rent-relief-plan-not-a-giveaway
これは結局、民主党の支持基盤であるラティーノと、賃貸物件を持っているアッパーミドルへの税金投入で票固め、結局のところ金融機関の救済に他ならないわけですよ。で、そのカネはどこからかといったら、我々のような中間層ですよ。しかも、将来の世代に重くのしかかる。
行き過ぎたロックダウンで地域経済を滅茶滅茶に破壊し、今度は税金を支持基盤へ大盤振る舞い。もうこうなったら、とことんぶち壊せばいいんです。こんな国。
日本財団が設置した白いベッドがずらりと並ぶアリーナをWBSだったかで見た時に、ぞっとしました。そういう直感みたいなものは、結構当たるものです。
もう、こんな生活、限界だ。
返信する
先に蔓延してた説 (ブログ主)
2020-05-14 15:15:36
和久さん、

教えていただいてありがとうございます。

昨夏に既に蔓延していたんじゃないかというエピソード的なものは最初からあったと思うんですが、ちゃんとしたデータになってくると話は違うわけで、もっと調べが進むといいなって思います。
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