極東で雪解け物語をしている中、中東ではイスラエルがシリアにミサイル攻撃をして今回は死者が出た模様。狂った人たちのお世話はほんとに大変。
それはそれとして、昨日トランプが板門店を超えて、北朝鮮の金ちゃんとにこやかに握手をした。既に流れが出来てるから驚きはなかったが、こうやって一歩づつ当事者が知り合いで、人間で、ちゃんと話し合えるんだということを固めていくのは大変いいと思う。狂った人たちにならないために。
人間は殺し合うこともできるが話し合って共存することもできる。
イスラエルはこの隙に、と思ったんだろうが、馬鹿をさらしてる。
韓国から出来てきたまとめ動画がカッコいい。ここに入ってる。
https://twitter.com/WallsCome/status/1145531860505620480
そりゃもう、盧武鉉を思い出さないわけにはいかないですね。この人あらばこそこの日があるといった感じを持った人は韓国にたくさんいるんじゃないでしょうか。もちろん金大中がその先にいるわけですが。
そういうわけで、盧大統領がロシアと関係していったあたりがここに至るまでの基盤作りだったのかもと思ってRohとRussiaで検索したら上の方にAPのこんな動画が出てきた。
Roh meets Putin, comments
これに対応するのをクレムリンサイトで探すと2004年9月21日のこと。ロシアと韓国が政治経済人道分野における協力について共同声明を出した。
The newly adopted Russian-Korean Joint Declaration sets out the key areas of political, economic and humanitarian cooperation between the two countries, President Vladimir Putin said following bilateral talks in Moscow with Korean President Roh Moo Hyun
September 21, 2004
http://en.kremlin.ru/events/president/news/31773
というわけで、ふと思うに、プーチンが2005年には話がまとまっていたのに妨害した奴らがいたんだよ、というのを繰り返し語っていたその視線の先にあるのは不慮の死を遂げた盧武鉉なんでしょうね。
http://en.kremlin.ru/events/president/trips/45571/photos/25731
そしてその後にこっちもまた謎の多い死に方をした今の金正恩のお父さんの金正日の姿もそこにあるかもしれない。
プーチン&金、ウラジオ会談:歴史的パースペクティブ
対北朝鮮制裁決議と解かれていく南北成立過程
ということで、軽い言い方で恐縮だけど、複雑で、そして壮絶に人間味あふれるドラマですねこれは。
他方で、なんとなくいくらなんでもこうまで無視される日本人がかわいそうという気もちょっとあるなぁ。
もちろん安倍が悪いといっていいんだけど、でも、前から書いている通り安倍政権だけじゃないですよ。そして、マスメディアを見たらいい。そんなことやってないで南と北の両方の朝鮮との関係を良好にすべきだ、という強い押しはマスメディアからもどの政党からも出てない。そして、それ以外の何か声の大きい団体があるわけでもない。これじゃいかんでしょう、と私は思うわけですよ。今さら言っても遅いけど。
■ オマケ
ということで、拉致事件で話をとっちらかした人々と、2005年に「19兆円の請求書」なるクーデーターまがいの出来事があってそれをひっくり返した人々、つまりどちらもその時点までの知見においてリーズナブル路線を行こうとした官僚、政治家を押しのけた人々こそが、現在の八方ふさがり状況を招いた真犯人である、といったところではないかと現時点ではそうみえる。
そう考えてくると、このたびのトランプの日米安保へのいちゃもんは、表面のレトリックは自らの支持基盤である孤立派へのお愛想みたいに見えもするが、本質的に、また結ぶにしても一回切ることもある、つまりこの腐った体制は盤石ではないからなと特定の人々に向けて言い放ったと見ることもできる。いや、トランプというタレント自身にその意思や深謀遠慮がなくとも、効果はそうなる。
ソ連崩壊直後の、アメリカ一極化に世界がシフトするほんの僅かな時期が、朝鮮情勢を終戦と平和条約締結に持って行く絶好のチャンスだったのではないか、と私は思っています。
金正日氏の死もずっと気になっています。KCIAの仕業では無いかと。
そう言っていただけてうれしいです。私もこの人の勇気ある行動(とそれを押した朝鮮の人たち)はもっと評価されるべきだと思います。
今よりずっと恐ろしい中でよくぞ行動したものだと感心し、そしてちょっと涙ぐんじゃうところさえあります。
プーチンはしかし、ホントに心のある人だとそこも感心します。
そうそう、それ受けてますよね(笑)。
もうずっと月旅行でもしてて!! 人類のためになるじゃないの、名誉じゃないの、あなたしかできないとかいって宇宙船に乗せればいいと思う。
1年前のシンガポールでの歴史的な米朝首脳会談も同じで、
初めての板門店での米朝首脳対話で、やっと、1年前のシンガポール宣言が朝鮮戦争の終結と平和条約締結を進めことだとの、本質部分がマスコミでも語られ出す。
朝鮮戦争の非核化ですが、もしもですよ、朝鮮戦争終結を行わずに北朝鮮の非核化(武装解除)だけが先行すれば、平和に資するどころか、逆にリビアやイラクの様になるだけ。大量の人間が死ぬ。
非核化だけで朝鮮戦争終結を言わない今のリベラルとか有識者ですが、まさに戦争屋そのものなのですが、日本の場合、その急先鋒が青バッジ。だった。
山本太郎のれいわ新撰組から参議院に出馬する蓮池氏が、青バッジとは日本会議で、集会では『戦争だ』『復讐だ』と叫んでいた怖ろしい事実を今頃になって喋り出す。
もちろん、今までも全員が知っていた事実だが、誰も彼も怖がって見ざる言わざる聞かざるで押し通していた。
青バッジ団体そのものも異常ですが、この中身の異常さを報道しない主要マスコミという構図もすごいとしみじみ思いました。
「潜在的核保有国と言われても仕方がない」日本!拉致被害者の帰国を求める「国民大集会」では北朝鮮への「戦争煽動」が!?「れいわ新選組」から立候補表明の蓮池透
https://www.youtube.com/watch?v=kcqAQqc38Qo
後年に再評価されると言うことは。
当時惨い扱いを受けて晩節を汚したような悲しい死を迎えた人達は、本当に強大な敵対勢力に命を掛けて対峙してくれたんですよね。そんな彼を最期まで支えた人達に敬意を表します。
私は、命を掛けて独立のため民主化のため闘った朝鮮の人達が、ある意味羨ましい。誇らしい歴史を持っている民族だと思っています。日本だったら権力に阿り媚びへつらう姿しかイメージ出来ないのです。