遅いけど、NHKが日本時間23日朝に報道していたので、一応記録のために貼っておく。
日本の大本営広報部は、まだ「内戦」説護持なので、そこはまぁ見逃しましょう。あはは。
シリア アサド政権がアレッポ制圧宣言 内戦は転換点に
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161223/k10010817601000.html
シリアの内戦で最大の激戦地となってきた北部のアレッポで、取り残されていた市民の避難や反政府勢力の撤退が終わり、アサド政権の政府軍は全域の制圧を宣言しました。アサド政権は圧倒的に優位に立ち、5年に及ぶ内戦は大きな転換点を迎えました。
大本営発表という語が今に至るまで、捏造の隠語として残るというのは、思えば日本国民にとっての「あの戦争」とはそういう事態だったんだなぁとはしなくも想起させられますね。
で、こうやって、NHKはおそらくBBCあたりを頼りに主張を作っていっているので、BBCまたは「西側世界支配選対本部」(仮称)とNHKの関係は良好でしょうが、それによって、大多数の国民を「仮想現実」世界に置き去りにしている。この無責任さをどうするんだよ、と言いたいけど、でもまぁ、日本国が日本国の国民一人ひとりの利益を「国体」とかエスタブリッシュメントの利益と同等かそれ以上に考えたことはかつて一度もないんだから、いいんじゃないの、このへんで、と言っておきたい。私は明治朝日本に対する期待値は小さいですから。
■ シリア危機の余波はとても大きい
内戦の転換点となりそうです、と我が方の大本営は呑気なことを言ってますが、この帰結は本当に大きいですよ。
というか、こんなに大きくする必要なんかなかったのに、主要メディアなるネットワークがこぞってジハード、過激派グループに頼った報道を続けたことによって、アレッポ解放の持つ意味がとてつもなく大きくなった。来年にかけてはここが大問題となるでしょう。
■ イギリスのシリア対応はみんな間違ってる by 元駐シリア大使
アメリカはトランプを拾ったので、オバマ政権が何をしようと後30日の辛抱だみたいな感じでオバマ政権およびその「たにまち」みたいになっていた主要メディアのいうことを適当に流してますが、イギリス勢はどうやら、なんとかせな、という気になっている気配はある。ただ、何ができるのか知らないですが(笑)。
今日はBBCのチャンネル4に、元駐シリア大使ピーター・フォード氏が出て、忌憚のない意見を述べた模様。
「願望的志向に毒されていない人であれば誰だって明白に見通すことが可能だった。私もかつて所属していたわけですが、英国外務省は、申し訳ないですが、シリアについてあらゆる点で間違っています。」
要するに、最初っから間違っている、と。アサドを簡単に倒せる、アサド崩壊はマジかだ、穏健派の反体制派が多数支持している、といったことのどれも正しくなく、そこにいたのは、普通のスタンダードで考えれば過激派っつーだろ、という奴らだった。
そして、先週から今週アレッポが陥落する(彼らから見て)となった時には、アサドやロシアが、憎むべき凄い犯罪を犯していると、全然証拠も何もあったものでもないことを英国が買っている反アサドの人々に好きなだけ言わせていた、と。
さらに、現在は、また大きな嘘を言っている、と。
西側では、アサドはシリアの残りの部分をコントロールできないだろうと言っています。えっと、私は彼らにお知らせがあります。アサドはそうしつつあります。
http://www.bbc.com/news/uk-politics-38415504
というわけで、ガーディアンとかBBCといった、嘘ネタのグローバル総合卸商社みたいなところがピーター・フォード大使の今日の放送を報じているのは、とりあえず大きな変化かもしれないですね。
British policy has made situation in Syria worse, says former ambassador
https://www.theguardian.com/world/2016/dec/23/british-policy-syria-former-ambassador-peter-ford
Britain 'got Syria wrong every step of the way'
http://www.bbc.com/news/uk-politics-38415504
でも、フォード氏の相手方は、反体制派の中の人々も変わっていったんだ、最初はそんなことはなくて云々と言っているみたいで、このへんはイギリスのジャーナリストの統一した言い訳になるのかもしれない。
ジャーナリズムの政治化とジハード支配
だけど、2011年に騒動が持ち上がった時から、日本の2チャンネルでさえ、内戦ちゃうやろ、入ってきてるの外国勢力やろが、あの装備この装備、あの戦車、あの服、と次々指摘さてていっていた。軍オタってのはそういうことに着目する人たちだからなかなか詳しい。
今どうなのか知らないけど、当時、2チャンネルにシリア情勢スレッドがあった。そのスレッドは今となっては成り行きを時系列を崩さずに書いた優良資料かもしれない。もちろん書き込む人が少ない日もあるから重要事項がもれてることもいっぱいあるし、くだらないことだらけではあるからそういうのに耐性がないと死ぬほど嫌だとも思うけど、でも結構成り行き理解のためには役にたつんですよ。見逃した記事があったりね。
私は最初毎日ニュースをおっかけるのが面倒だったので、何日かおきにそのスレッドを見に行ってた。
最近はそういう面白いスレッドはないような気がする。これはツィッターができて参加者が減ったから、ってのと、あとは「ネトサポ」みたいなガセネタ屋が横行したからじゃないのかな。こういう人たちがいるとすべてがダメになる。純粋に好きな人たちが書くものがなんだって一番興味深いのにね。
「だんだんわかってきた?」とか言ってそうなプーチン
そうなんですよ、「彼ら」の恐ろしいところはどんな手段を取ろうとも、とにかく洗脳第一なんですよ。
それはゲームの話よ、と聞き分けられる大人の存在が必要。
「萌えてる非国民」さんのところみにいきました。シリアニュースが日本語になってる動画があって、へええ、と思いました。当時知っていればなぁ、ですよ。
ネットワークって大事ですね。
ちなみにこんなゲームなんだけど
ttps://youtu.be/tis7aqC9EVg
このゲームをオンラインでやってると、小学生とか幼児と思わしき外人の声が音声チャットでたくさん聴こえてくるわけね。そんな年代から1日何百人も撃ち殺すゲームで先入観を植え付けられたらメディアの偽情報もすんなり入ってくるんじゃないのかなー。
奴らの情報操作が本当にヤバいのはこういうことがあらゆるジャンルで行われていること。