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シリア:最近のマップ

2017-11-05 09:17:41 | 欧州情勢複雑怪奇

最近のシリアのマップ。

 

グレーがISIS。水色がその他の反政府側。黄色がクルド。紫というかあずき色というかがシリア政府。

  • デリゾールはシリア政府軍側が落としたので、ISはほぼ人口密集地で一般人を盾に取ることはできない。
  • 上の黄色はクルド。これがアメリカの支援を受けていることが今後の問題。
  • 右側の方のクルド(黄)とシリア政府(ピンク)の境界はユーフラテス川。
  • 南部、西部のイスラエル、レベノン側は変わらず。

といった感じか。

 

で、ユーフラテス北岸は米がいるし、ここは一度はISについちゃった街とか村がいっぱいいるわけで、ここは引き続きシリア政府には付きづらいだろう→引き続き、サウジだか米だか知らない金によって買収され続けるんじゃなかろうか、と現地は言っているらしい。

 

Abu Kamalをシリア軍にイラクが加勢して落としたらしいのだが、それは場所的な重要性もさることながら、イラクが引き続きシリア・イランとの協力の方に傾いていることも意味しているわけで、これって米・イスラエル・サウジetc.のチームにとってどうなんだろうそれって、というところ。いや私はいいけど。イラン、ロシアの支援でシリアが片付いていく中でのイラクの変貌は驚くべきものがある。

(地図でいえば、グレーの塊の一番イラクよりのところが落ちた。ということでグレーはもう縮小するのみ)

で、そうなるとイラク内で内部抗争を経て、より主権国家的になっていくという方向が見える、というべきでしょうね。

 

これが、2015年9月頃のマップ。

 


 


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1 コメント

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『クルドはトルコ問題』 (ローレライ)
2017-11-05 14:53:23
クルドとシリア政府の交渉があっても『クルド指導者オジャランはトルコ捕虜』なので『クルドはトルコ問題』となっている。『アメリカがトルコクーデタの黒幕』になった理由だろう。
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