DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

アベノミクスの失敗というより安倍ちゃんイズムの失敗かも

2014-11-17 15:02:42 | アジア情勢複雑怪奇

<GDP>景気低迷、鮮明に 年率1.6%減
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141117-00000028-mai-bus_all

 消費再増税で最大の判断材料とされた7~9月期の実質GDP成長率は年率で1.6%減と2四半期連続のマイナス成長となり、今春の消費増税後の景気低迷が鮮明になった。

既に4~6月が出た時点でこれはヤバいと言われてたけど、ついに言い訳が効かなくなった模様で、消費税増税は延期されるんでしょう。

しかし、これは消費税だけのせいでもないだろう指摘も重要だと思う。特に急激に進んだ円安も問題でしょう。しかも円高・円安ってトレンドになると年単位で持続するので、ということはエネルギーを輸入に頼る日本にとって円安が危険因子になる。円安、円高ってその他の経済条件とミックスして判断して良い、悪いがあるわけで・・・。

アベノミクスの終焉/池田 信夫
http://agora-web.jp/archives/1621033.html

このへんの意見は基本的にagreeable。

さらに、消費税増税を停止して一息ついたとして、財政はどうするのか問題は残される。増税を停止し、その上で経済を成長させ、税収を上げられるようにしないとならないわけだけど、そのためにはある種のグランドデザインの示唆が求められるんだろうと思う。こういうリードでこういう感じで国家の経済を立て直します、っていう方向性の示唆。

しかしそれこそ新自由主義者の嫌うところなわけで、要するに、この主義に走っているエージェントみたいな人たちで政権を固めながら経済成長を語ることが既にして、嘘くせ~って話だったということだろうと思う。


■ アベノミクスの失敗というより安倍ちゃんイズムの失敗かも

この時点で自民党は選挙をしかけてきている。現状の自民党の場合、野党がライバルにならないからどういう状態でやっても勝つことは勝つだろう。

しかし、足元の経済が緩いことが誰の目に明らかで、その上安倍さんに対しては、大口ばっかり叩いたわりには、実のところ何にも変わらないどころか悪化してるやんけ、といった感想を持つ人が増加するとみられる。

経済だけでなく、外交も、口ほどにもない、ってな感じで受け止められるんじゃないかと思う。

全体として、国民各位に多大な期待を抱かせたわりには大枠では大したことはできなかった、という感じになってる。来年の統一地方選では野党勢の伸張も見られるってことになるんでしょう。

ということは、今回選挙で勝ったとしても、その政権は第一次、第二次安倍政権よりも弱い政権になるということだと思う。そうなれば、果たして自民党内はまとまっていられるのか、ということになるんでしょう。

そういうわけで、今回選挙に踏み切ったのは政局的に利口だという評価が多いし、それはそれで短期的にはそうかもしれないけど、ちょっとどうなのかなぁと私は思ったりする。短慮な話、ってのが私の評価。

それよりも、安倍政権に政権まわりの関係者を含めて能力というか構想力があるのならば、現状の経済状況の悪化を踏まえて、経済・国力回復のためのグランドデザインを出してその一部として消費税は当面停止する、というアプローチが最善だろうなと思う。

で、ここにこそ国家の方向性を議論するチャンスがあるんだと思う。竹中平ちゃんでいくのか、シャハト博士は偉大だったと考えるのか、いやそれそのものを言うとマズイので何かカバーつけようかな、とかとか。

だけど、それを議論することこそ安倍政権が最も嫌がることだろうと思う。

なぜなら、今回の安倍ちゃんプロジェクトの根幹は「同床異夢」を放置することだから。よく言えば国民的支持だけど、悪くいえば、あっちではこっち方面をアピール、こっちは誤解されてるなと思ってもそもままという調子で、全然別の人々も誤解を誤解と思わせず放置したままで置く。議論になってしまうと細分化されて個々に具体策を述べなくてはならず矛盾が見えちゃう。だから、なんでもいいけど「日本を取り戻す」ということにして、これに反対する人たちは「反日」とか「親中派」「チャイナスクール」等々というレッテルを貼って撃退する、という構想だったと思う。

それでもダメなら「これが政治ですから」と言ってみるとか。

(それを援護するために、チャンネル桜とか2チャンネルがある、みたいな)

私はこういうのは本当に国難にあたる気構えおよび構想がある場合には仕方がないと思う。政治家は国民全体が納得するまで待てないが、しかしこれはどうしても重要だと判断したのなら自らの責任で判断することもある。でも、それも能力次第、成果次第で、どうもダメそうだと思ったら撤収した方が後の混乱が小さい。

で、経済がガタガタになっていく方向が見え、かつ、そのガタガタが将来に繋がる混乱とも見えず、さりとて外交的に何か日本に飛躍的に有利な状況が生まれたかといえばそうとも言えず、ということなので、同床異夢プロジェクトはもう期限キレじゃないのかなと私は思う。

で、「しかし、他に誰がいるというんですか」と来るんだと思うけど。

 


【Amzon.co.jp限定】UCC 職人の珈琲ドリップ 深いコクのスペシャルブレンド 120P
UCC
UCC

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 対ロシア制裁と黒海・地中海 | トップ | バルバロッサ作戦 v2: ドイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アジア情勢複雑怪奇」カテゴリの最新記事