数日前、稲田朋美がまた敵基地能力を持つべきだとかいう発言をしていたことをさっき知った。
なんでこういうバカ女が跋扈するかというと、結局ね、どこも日本を攻撃しないと踏んでるからですよ。だから、「敵基地攻撃能力」とかいうなんだか強そうに見えるが何のことかわからないおまじない語を語ってるだけ。
おそらく、先制攻撃をしたいという発想をしているんだと思うんですよ、このあたりの宗教右派は。彼らは、それで勝てるという宗教的妄想で暮らしているわけですから余人の説明を受け付けないでしょう。
もう習さんとプーチンさんにお願いして、カリブル/クラブ系のどこから出て来るかわからないミサイルの飽和攻撃のシミュレーションでもしてもらって、国民の2割~3割ぐらいがミサイルを使った状況とはどのようなものかを理解して、バカの出現を防止する、というのが一番いいのではなかろうか?
いずれにしても、もうちょっと多くの人が核戦争とかミサイル戦争というのはどういうものなのか知った方がいいようには思う。
プーチンの2018年一般教書演説:強制MAD
■ S-400と俺の空
そんな中、ロシアのプーチンがインドを訪問。モディさんと会ってる。ロシアとインドは毎年1回だいたい年の最後の方に定期的に会ってる。今年は前半にも会ってた。
そんな中、多くの人が注目していたのが、S-400。ミサイル防衛システムってやつですね。
中国、インド、トルコがS-400を買うという形になっているところを、アメさんが許さん、許さんとあっちこっちにちょっかいをかけて妨害しようとしたが、現在のところ無駄に終わってる。
このへん、東インド会社極東代理店たる日経のこの部分は普通。
【ニューデリー=黒沼勇史】インドのモディ首相とロシアのプーチン大統領は5日、ニューデリーで会談し、インドがロシア製地対空ミサイルシステム「S400」を購入することで合意した。5基購入し総額は50億ドル(約5700億円)を超える見通し。ロシアに制裁を科すトランプ米政権はインドに対し、取引の再考を求めていた。
対ロ制裁を巡り、米国は9月、「S400」と戦闘機をロシアから購入した中国共産党の幹部らを制裁対象に指定した。ロシアの軍事部門と「重大な取引」をした第三者にも制裁を科す対ロ制裁強化法の条項を初適用した。同条項は大統領権限で特定の国への例外適用が可能だが、米国はインドにもS400購入を撤回するよう求め、インドがどう対応するかに注目が集まっていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36199890V01C18A0EAF000/
ぶっちゃけS-400は上海協力機構のデフォルトの防衛システムになってますね。
空が自国のものであるチームはS-400を設置して、NATOたらいう強盗集団から身を守ってると考えればまったく納得のいく話。トルコはNATOだがまぁいろいろ、といったところ。
この地図で、肌色、赤、灰色のいずれの色も結局はアメの基地または施設があるところ。大きさも意味がある。
何もないところはどこかと考えると、要するに中国、ロシア、イラン、北朝鮮あたりということ。灰色は基地とまでいかない何かで各々不明な施設。
■ インド、イランの石油購入継続
イランの原油を買うなとトランプ政権はどこにでも言ってる。インドももちろんそのターゲット。でも、これまでのところ多分買わないという選択はしていないとしか思えない。
が、何か、インドがロシアのS-400の代わりに、イランの石油をあきらめるんじゃないか、みたいな観測が出回ってる。
India to keep buying Iranian oil despite U.S. sanctions: sources
NEW DELHI (Reuters) - India will buy 9 million barrels of Iranian oil in November, two industry sources said, indicating that the world’s third-biggest oil importer is to continue purchasing crude from the Islamic republic despite U.S. sanctions coming into force on Nov. 4.
何かあるんだろうか。
でもインドとイランってアラビア海を介して隣国ですからね。地球の反対側の奴らに四の五の言われる筋合いはないでしょう。もったいない。
■ 参考
トルコのS-400、あるいは自由と独立
そうそう、アメリカのインド優遇策はどこまで行けるんだろーと思いますが、しかし、インドから見れば、パキスタン・中国が仲良しなだけでなく、ロシアがパキスタン(+イラン)で対話基調で入ってますので、インドとしては、中露(+イラン)がついたパキスタンを放置できないでしょう。自分も仲良くなるしかない(笑)。
英米からすると自分で蒔いた不和の種が思わぬ方向に作用しているようなもの。