今後の問題は世界中の主流メディアとは何だろうという話になるだろうなぁと想像。ってかそうならなければならないでしょう。
アレッポ反政府勢力が反撃以降 犠牲の市民増加
10月31日 5時30分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161031/k10010750351000.html
で、化学兵器を使い出したという話もある。
過激派はアレッポでの攻撃に化学兵器を使用している―蜂起勢力
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201610302957581/
アレッポの反政府勢力というのは、主戦力はアルカイダ系なのだと何度も何度も言われてきているのに、あたかも穏健な、ただの政治勢力のように表現してきたのはオバマ政権とその属国群。そしてそれを言い散らかしたのは世界中の主流メディア。
ロシア軍とシリア軍が何と戦っているのかを無視して、民間人殺しのように騒ぎ立てたのも世界中の主流メディア。そして最近は英米仏+日本が金出して偽ソース作りをしているという説もある。
つまり、言い方を変えればこの人たち(私たちといってもいい)が、よってたかってシリア人殺しを支援してきたようなものです。
そんな中、例の、一人敢然とシリアにおける西側のどんちゃん騒ぎを批判し続けているアメリカのブラック上院議員は、最近のインタビューの中で、2013年のシリアにおける化学兵器が使われたという騒ぎについて、
トルコとアルカイダが米国を引きずり込もうとしてやったわけです、問題は、それにアメリカ政府が絡んだかというところにあるわけでして、
とあっさり言っていた。
Who's using chemical weapons in Syria?
つまり、化学兵器はアサド政権が使ったのだと言って騒いだメディアは、冤罪事件によって本星の逃走を支援したようなもの。
まぁ、そもそも2013年のあの化学兵器の話は異常だった。そして、それを整理してたたんでしまえずに、ウクライナに手を出し、その間ISなるバカなユニットを拵えて、またシリア攻撃を開始して、2014年ついにロシア登場になって、一気にアサド打倒のハードルがあがって行き詰まったというのが経緯。
ちなみにどうしてブラック上院議員がこのように平然と様々なことを言っても潰されないのかといえば、やっぱり軍関係者だからでしょう。(wiki)
関係者といっても、原発知識なんか専門外ですが皆さまにかわってご説明します的なああいう関係者じゃなくて、ベトナム戦争時代にはマジのパイロットで、その後米国陸軍戦略大学に行って、そこらへんから軍と法についてのエキスパートになっていって上院議員になるというコースみたいなので、政治的に落下傘で軍関係者となった人ではないようです。
■ ヒラリー周辺問題との関連
で、もうアサド死ね、ってな線は無理なわけですよ。
ということは、この取り組みはいずれ壊れる。壊したくないからヒラリーをそのまま、もうヒラリーが死んでても痴呆になっていようがなんでもいいからそこにいてもらう、ってのがこれらテロリストを使ってしまった側の願望でしょう。
では、今般のFBI調査再開の話はここにどう結び付くのか。
クリントン氏メール問題、FBIが捜査再開
まず目立つのは、アンソニー・ウィナー議員とその美貌の妻フーマの話。フーマはクリントンの側近中の側近というか、身の回りをずっとフォローしてる人で、クリントンの愛人じゃないかとまで言われてる人。
レズビアン疑惑は私は全然興味ないんですが、フーマがサウジアラビアで16年暮らした人で、おかーちゃんはムスリムブラザーズ関係者らしい、ってな話は追及されるべきでしょう。
シリアの一般人を殺しまくった勢力に金出してたのは、サウジとカタールだと何度言われても主要メディアはそこを攻撃しなかった。
とはいえ、過剰にこのあたりにフォーカスが行くと、サウジ叩き、イスラム叩きで終わってしまう可能性がある。右派は明らかにそれで話を締めたいんだろうと思うんだな、私は。
トランプその人がそんなに悪質な人だとは私は思わないんだけど、応援団にはいろいろいるので彼がいい線を追及できるかどうかは未知数。
私がトランプを積極的に応援したくないのはそこらへんですね。応援団がトランプを使ってあたかも禊をすませたかのようになることが懸念される。
ヒラリーの場合は、もはや核戦争でみんな死ぬか、何かをきっかけにすべてが腐ってることが明白になり米の威信が大崩壊するかの選択肢はこの2つなので、こっちの方がいいのかもなという思いはある。核戦争はさすがに米・露の核ユニットが選択しないだろうという正常性バイアス込みで言ってますけどね。
いずれにしても、ぱっくり口を開けているピクチャーはとても大きい。アメリカにとってはもう大ピンチなわけで、今後どう推移するのか、楽しみだわ。
シリア-ウクライナ-シリアの問題は、世界中の主流メディアは、どこか遠くからコントロールされているようだというのが多くの人に理解されるようになったという意味でいずれ記憶されるかもしれない。
後先考えずに片っ端から囲い込まないと気が済まない中毒者か何かでしょうか。
でもこれって日本の問題でもありますよ。サウジの輸出先3トップは、アメリカ、日本、チャイナだと思うので。