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英RT、銀行口座を閉ざされる

2016-10-17 21:50:21 | 欧州情勢複雑怪奇

いやいやいや、新潟県知事選面白かったわ~とか書こうと思ったら、欧州側では、ロシアのテレビRTのイギリス支局が、唐突にイギリスの銀行さんから、もうあんたのところの口座はお取り扱いできませんのお知らせを受けた模様。RBS、ローヤルスコットランドバンク。

RT's Bank Accounts Blocked In The UK; Russia Foreign Ministry Slams RBS' Decision
http://www.zerohedge.com/news/2016-10-17/rts-bank-accounts-blocked-uk

RT bank accounts blocked in UK – editor-in-chief
Published time: 17 Oct, 2016 11:12
https://www.rt.com/news/363013-rt-uk-accounts-blocked/

 

いやぁ、なんてか、イギリスですね、やっぱりとちょっとニマニマしてしまう。

任意に気に入らないところは金を没収すると言っているも同然なわけで、さすがだなという気もする。

実のところ、西側はこの手のことを過去やりまくってるし、最後には一般人の金に手を突っ込んでくるに違いないと構えているのがアメリカのリバータリアンですね。

で、ロシアのRT。RTはRTアメリカもきつい事を言うんだけど、RTイギリスは、マックス・カイザーの番組があってここが金融関係について実に実に実に忌憚のないことを言いまくっているので、これも関係があるのかも、と一応書いておきたい。

で、数年見てきてわかったのは、しかしながらこれは別にRTが開始した話ではなく、ここしかやってない話でもなく、むしろ発信源はアメリカということ。

もともとはアメリカにいた、この金融の仕組みはおかしい、詐欺だ、そうだ世紀の詐欺だという主張を持った一群が仕掛けているというか、現在のいわゆるドル問題の中心にいるんだろうな、って感じ。ロン・ポールは決して一人ではない。そして確実に影響力は増大した。今や、アメリカの連銀は民間銀行です、ゴールドスタンダードを壊したところからアメリカの現在のカレンシーは空の領収書も同然、2つの世界大戦を通じて金がアメリカに集められました、それによって云々とか様々なところで様々な人が平気で言えちゃう世の中なのね。

山口薫先生は、ちゃんとしたメインストリームに乗ってる経済学者さんが、よくよく考えればおかしいじゃないかと寝返った、いや、むしろ学問に忠実に考えるとこうなりましたというケースですよね。

公共貨幣
山口 薫
東洋経済新報社

 

とはいえ、相変わらず主流メディアはここを見なかったことにしている。

が、しかし、世の中そのメディアだけがメディアではないという時代。

しかも、この一群が無視できないのは、金、銀、コモディティーのトレーディング、FX等々をやってる人なんかが大量に入り込んでいるように見えるから。彼らは、なんてかこう、一般のサラリーマン的メンタリティーじゃないし、そもそもある程度資金的に余裕のある人々だから、首にするぞという脅しがまったく効かないんだろうと思う。

だから、どんどん先鋭化していって、次第に出てくるパブリケーションとか話してる話し方も洗練されてきたって感じ。

ここで書いたような話が、ほんとにもう止めどもなく溢れていると思いますね、私は。

ロシアとアメリカは底流において同志

 

まぁ、今般の英RTの問題が何に由来しているのかは不明ながら(銀行さんは理由の開示する拒否している模様)、結局問題の核心はやっぱりザ・シティなんだろうか、と思わされる展開だわ。

 


 

アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!
山田 正彦
サイゾー

 

 

公共貨幣
山口 薫
東洋経済新報社

 


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1 コメント

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『明日は我が身の銀行封鎖』 (ローレライ)
2016-10-18 05:41:25
『ミニメディア』であっても経済封鎖、『明日は我が身の銀行封鎖』と言う時代。まさにヒットラーのやり口。
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