DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

サンクトペテルブルクの地下鉄で爆発

2017-04-03 21:52:38 | 欧州情勢複雑怪奇

サンクトペテルブルクの地下鉄で爆発。爆発は複数の模様で10人以上死亡、45名ぐらいが負傷しているようだ。

St. Petersburg Metro blast
https://www.rt.com/news/383206-blast-metro-petersburg-russia/

 

犠牲になった人たち、被害にあった人たちのご家族や友人、ロシアの人たちに心を寄せたいと思う。My thoughts and praywer are with you、です。

で、事件の外見からすると以前にも何度かあった系統の人たちなのかなという感じはする。

シリアで揉めた人たちと同じ人たちなんだろうななどとも思った。まぁコーカサス通して行ったり来たりの人たちではなかろうか、って感じ。中央アジア出身者、コーカサス出身者なんかが出て来るんじゃないですかね。

西側の首都でしばしば起こるのとは違う気がするんだよね、なんか。私が犯罪プロファイルしてもはじまらないけど、でも違うと思う。

で、そんなことを考えながら、あらためて、トランプ政権で切られたフリンはアメリカまたは西側にとってマジの獅子身中の虫だったわなぁと思わないわけにはいかない。

なぜなら、彼はこういうことを言っていた人だから。

フリンは、普通のムスリムの人を攻撃しているわけではない。イスラムというのは政治的イデオロギーで、わけても非常に問題なイデオロギーがある、これが過激派となっている。これは普通にイスラムとかムスリムとか言うんじゃなくて、ちゃんと定義して言うべきなんだ、これを放置することはホントに危険だ、という態度なの。

これは、よくよく考えると、実に実に実にthe West のある種の秘密を暴露しかねない態度なわけですよ。

だって、サウジのワッファービズムとかそこらへんを中心にして出来上がっていった「過激派」のことを、よろしくない、こんなことはやめさせるべきなんだという主張だから。

トランプ、ホントにフリンを起用するらしい

 

で、ずっと前からあったこの異常な刷り込みによって作られていったと思しき「テロリストメンタリティ」の正体を表の世界は一顧だにしない決まり事みたいになってるわけですね。

そして、ムスリムを敵視するのは間違いだわ、とリベラルに言わせることによって、これをカバーにして本丸に切り込まないわけですよ。これはつまり、オウムを庇うために仏教が悪いんじゃないと言っているようなもの

このインチキを放置するのは危険だとアメリカのメジャーな人として初めて言ったのがフリン中将だったわけです。ロシアのRTで、シュワルナゼ元外相の孫娘と対談しながら(これも考えてみれば結構なインパクトなのかもとちょっと思ってる)。

で、それを何百万人ものアメリカ人は知っているし、覚えているでしょう。

 

折しも、フリン中将がまたまた地味だが話題になっている。「桜井ジャーナル」さんがまとめてらしたのでリンクさせていただきます。つまり、議会証言してもいいと言い出している、と。まぁ水面下に一杯駆け引きのリストがありそうな話だとは思うけど。

フリン中将は免責を条件に上下院の情報委員会で証言すると提案、秘密情報の発覚を議員は恐れる
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201704030000/

当然、フリンはオバマ、ヒラリー・クリントン、CIAなど情報機関などロシアとの関係を悪化させようとしている勢力にとって都合の悪い情報をまだ持っているはずだが、それらを口にすれば刑事罰が待っている。それがネオコンをはじめとする好戦派を守っているのだが、もしフリンが免責を認めえられたなら、アメリカの支配システムを揺るがす事態に発展しかねない。裏取引か脅しか、何らかの手を講じた上でなければ、上院や下院がフリンの提案を受け入れることはないだろう。議会は難しい決断を迫られていると見ている人もいる。

 

これから何が出るのかさっぱりわかりませんが、いずれにしても、この作られたテロリスト集団およびその予備軍の始末は、アメリカを主体として決別するしかない話だってのは変わらんでしょう。

宴の始末(19) アルカイダと歩む新しいアメリカ!

アルカイダと歩む新しいアメリカは、トランプが当選したからといって終了したわけではないですからね。

もちろん、ひと際犯罪的なのはヒラリーとオバマというべきでしょう。この人たちの政権下において資金も武器も活性化したんだから。ダーイッシュ(IS1)というアルカイダの今日版を使うことでシリア分割を進めようとしたわけでしょ。で、プーチンが出てきて失敗したが、彼らはまだ諦めていない。つまり、テロリストをまだ飼っている、と。

しかし、実際にはまだ何も解決はしていないんです。ただ潜伏しているだけ。

 

■ 異常な世界はしかし、だいぶ知られてきた

いやしかし、つくづく異常な世界だと思う。日々のインチキニュースに流されると気が付かないけど、表のニュースをかき集めただけだって誰にでもわかる不思議なことがある。アメリカはアルカイダを敵としてアフガニスタンやらイラクやらに突っ込んでいった。にもかかわらず、そのアルカイダを支援してシリアを襲った。

これをどう言い訳するつもりなんだか。つか、もういい加減にしてって感じ。

サウジだかモサドだかカタールだかペンタゴンだかCIAだか知らないけど、もういい加減にしてもらいたいものです。

しかし、よく考えてみると、2年前にはこんなことはそう大きく知られてはいなかった。そこから考えれば、これはダメだと知られるようになっただけでもとりあえず解決の方に1歩ぐらいは前進しているというべきではなかろうか。

が、問題はこれをどう片づけるのか、でしょうね。

つくづく2年前プーチンが言っていたことは正しい。傭兵を買うにはお金が要る、傭兵を解散させるにはもっとお金が要る、と。

で、その傭兵は何も銃をもってる髭はやしてるおにいちゃんたちだけではないわけでよ。ジャーナリストと称している人たちもこれらの傭兵のようなものでしょう。金で買われて嘘八百を振りまいて、人々の関心をあっちに向けたりこっちに向けたりという後方攪乱操作も立派なテロ活動ですよ。

また、それらのテロ活動から得られる利益にたかってる人たちも当然にいるわけで、その人たちも傭兵みたいなもの。そして、そこに利益を見て投資している人は傭兵を側面支援している人。つまり、実に大きなテロ支援コミュニティを解体できずにいるのが現在のフェーズって感じですね。

Putin Tells Everyone Exactly Who Created ISIS

 

■ 残党

ということで、今後予想されるのは、2018年のロシア大統領選挙に向けて、ここからはリベラル勢力という看板のテロ擁護派が総力あげて、プーチンが悪い、だからこういうことになるのだというストーリー展開が来て、ロシアの中のリベラルの人たちが各国のメディアに登場して、私たちはプーチンを望んでないのだ、とかなんとかのキャンペーンが来ると想像する。

が、しかし、これは多分、お片付けになるんじゃないかと私は想像してる。

シリアで現在出張ってるのはアルカイダじゃなくて米軍だってな状況は、別の意味で怖いところがあるけど、アルカイダのお片付けという意味では前向き方向に寄与していると思うから。

(米はテロリストを除けてシリアを分割して北部にクルドの国を作ろうとしているらしいため、トルコと米に亀裂が入っている状況。前から言っている通りの状況ではあるけど、暗黙にせよイラン、トルコ、シリア+ロシアの同意がないことを無理やり進めてもここで長続きするわけもないので、外交交渉が全くなく進んでいるわけではないと思う)

そこから考えると、今回のテロは、流れに取り残されそうな現地テロリストの残党による行動ではなかろうか。

ウクライナのキエフ政権の回りの本姓ヤクザ者みたいなネオナチチームが常に常にロシアに戦争させようとぐじゃぐじゃやってるのと同じ。本人たちのつもりでは、怒らせてロシアに拳を振り上げさせ、大きな混乱、戦争にしようとしているつもりなんだと思う。が、ロシアが耐えてるので暴発させるのに失敗している。

いずれにしても、テロリストに資金を出していた銅元は人類に対する罪で裁かれるべき。


 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北朝鮮労働者の労働環境を心... | トップ | シリアで化学兵器被弾、ハン... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
『フリンはアメリカの籠池』に成れる。 (ローレライ)
2017-04-04 12:20:39
『日本会議』の親戚、『アメリカアルカイダ会議』の暴露をすれば『フリンはアメリカの籠池』に成れる。
返信する
Unknown (和久希世)
2017-04-04 14:30:52
>ムスリムを敵視するのは間違いだわ、とリベラルに言わせることによって、これをカバーにして本丸に切り込まないわけですよ。これはつまり、オウムを庇うために仏教が悪いんじゃないと言っているようなもの。

将に!
素晴らしい比喩だと思いました。
仏教は立派な教えだから。オウムを排出したからと言って、仏教を一概に敵視してはいけないなんて言われたら、
大概の仏教徒が、
「オウムは仏教などではない」と、怒り出す事でしょうね。

所で話は変わりますが、
天木直人さんの記事
「絶望的なトランプのシリア政策の転換」http://kenpo9.com/archives/1209には驚きました。
>アサド独裁に命がけで立ちあがったシリア国民の組織こそ、本当の反体制派だ。
シリア民主化の中心となるべき組織だ。
その人たちが、プーチンに迎合するトランプによって潰されようとしている。

天木さんが、こんな事を本気で言っておられるなんて信じられないのです。

シリア攻撃に付いての認識が、西側の主張オンリーだなんて・・・・・
天木さんは本当にそう信じておられるのでしょうか?
所謂リベラル層に受け入れられるために必要と思って、こういう意見を書いておられるのでしょうか?

改めて、政治の世界は複雑怪奇と思いました。
返信する
フリンと籠池 (ブログ主)
2017-04-04 23:27:52
ローレライさん、

笑わせていただきました。フリンってものすごくエライ公務員(軍人も公務員)なのでぶっちゃけられないだろうと思うけど、でも誰かもう必要ですね、そういう人が。
返信する
リベラルの方が危険な人たち (ブログ主)
2017-04-04 23:30:10
和久さん、

気に入っていただけたようでうれしいです。そうなんですよ、オウムと仏教と言い出せばすぐにわかるだろうって話なんです、過激派イスラムグループの話は。

で、天木氏ですが久しい以前からこの人はおかしいと私は思ってましたし、全体的に言って米のリベラルがおかしいように日本のリベラル勢も相当おかしいです。右より過激に見えない分危険だとさえ思う昨今です。利口なふりして嘘を言う。
返信する
新しい政治潮流に名前を (私は黙らない)
2017-04-05 01:28:40
そろそろこの新しい政治潮流に名前を与える時期だと思う。保守、リベラルで説明のつかない思想。私は自分をずっと左だと思っていたが、今の「リベラル」(本来の意味でのリベラルではないので、鍵括弧付き)には我慢ならない。ヒラリー阻止のため、トランプにあえて一票を投じた緑の党党員のような人々。「リベラル」の変容に気付くだけの知的勤勉さをもった人々。この世界を異常だと認識できるまっとうな人達の思想を何と呼ぶべきか。名は体を表す。名前が必要だ。
余談だが、エクアドル大統領選の報道が日本のメディアに見当たらなかった。紙の新聞では報道されたのかな?報道の取捨選択がゆがんでいる。
返信する
オールドリベラル (NNN)
2017-04-05 15:54:05
私は黙らないさん

そういう人達は「オールドリベラル」かと。
現在、保守に転向した人の中には多いんですよね。

60~70年代にはリベラルだったんだけど、最近の過激化したリベラルにはついて行けない人達です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

欧州情勢複雑怪奇」カテゴリの最新記事