トラちゃんは日本に来ているけど、その前、おそらくホワイトハウスを出る直前の映像であろうか。
バー司法長官にすべての文書を開示して、いわゆるロシア疑惑なるバカ騒ぎを作って根源のところを見るぞ、と言ってる。
Trump on Barr declassify authority: ‘Let’s see what he finds’
記者団がごしゃごしゃまぜっかえすのを制して、だってこれは米国大統領の権限を奪おうとした史上最大のデッチアゲ事件なんだからね、と力説。
で、いろいろ言う中で、全部だ、全部、文書の開示は全面的だということを強調し、そして、バーは、UKも見るし、オーストラリアも見る、ウクライナも見る、とわざわざこの3国を名指ししている。
Trump Targets UK, Australia And Ukraine Over 'Greatest Hoax In The History Of Our Country'
この指示を直前に出して、その後移動する際に記者団と話した映像、でしょうね。
米大統領、ロシア疑惑の発端調査で情報機関に協力するよう指示
https://jp.reuters.com/article/trump-russia-barr-idJPKCN1SU0BE
[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、国内の情報機関に対し、2016年大統領選のトランプ陣営への情報収集活動に関するバー司法長官の調査に協力するよう大統領覚書で指示した。バー氏は、違法な情報活動がトランプ陣営とロシアの共謀疑惑が浮上するきっかけとなったかどうかについて調査している。
トランプはこうやって支持者が期待していることを言っては裏切る、という傾向があるから、これもどこまで出来るかわからないとは一応言える。
バー司法長官がどれだけやる気があるかにもかかってる。
しかしながら、状況的に、つい最近イギリスのメイ首相は涙の辞任をしているわけだし、ウクライナは、ポロシェンコがいなくなって、相変わらず酷いとはいえ風通しはよくなったように見える、という変化があるのも事実。
あと、欧州評議会(Council of Europe)では、ウクライナ事件でロシアの議決権をはく奪して、ロシアはじゃあ金も払わない、出るかもしれない、という関係になっていたが、最近少なくとも議決権は回復させている。
Council of Europe restores Russia’s voting rights
https://www.politico.eu/article/council-of-europe-restores-russias-voting-rights/
ということを重ね合わせると、オバマ時代の糞な話をこのままにはできない、という傾向は見えるし、イギリスが弱ってるんだなという感じはとてもする。イギリスが強い時は要するにメディアが強いわけ。一連のイギリスメディアが先行して、勝手に話作って戻せなくなる。これを今もやってるんだけど、うまく立ち回れてない感じがする。
で、現実問題、2014年あたりに広義のロシアで起こったことは、どう考えても見直されるべきでしょう。あんなあざとい、スパイナーが入って大混乱の内戦モードを作っておきながら、ウクライナの民衆の勝利よ、みたいな痛いことを言っていた世界中の主要メディアは反省するべき。いや、反省というより懲罰委員会を設けるべき。
あれはただのNATO諸国によるウクライナの乗っ取り。それも、ナチ支援者の残党を使って実行したところが信じがたく不潔、耐えがたいほど不道徳。
ロシア疑惑が隠してる本物「ロシア疑惑」
ホントの「ロシア疑惑」ウクライナのMH17
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