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BLM騒乱、ロンドンへ行く

2020-06-14 16:22:24 | 欧州情勢複雑怪奇

なんだかさっぱりわからないうちに騒動のネタとなってしまったBLM(黒人の命は大事だ)デモは、ロンドン他のヨーロッパ諸都市に到着して、ここ1週間ほどこっちでも騒乱が起きている。

 

昨日はロンドンで、右派が通りに出て、右派と警官、右派とBLM、BLMと警官という三つ巴の接近戦が行われていた。「三密」はどないしはったんでしょうか。

Black Lives Matter protest turns violent in London

 

この動画では殴り合ってる様子はないと思うけど、あちこちで素手の殴り合いが起きている。なんのかんのと官製の匂いがするアメリカなんかとは訳が違う迫力です(笑)。

 

こっちは1週間ほど前のもの。

Officer knocked off horse during clash with BLM protesters in London

 

比べると、1週間前の方が緊張感が高かった感じはするけど、ブリテンの街中、通りでの散発的な殴り合いまで含めると、対立の構図はむしろ拡散したというべきじゃないかという気がする。

ブリテンはなんせBrexitをついこの間までやっていたので、右派が通りに出る習慣を持ってる。といって今回出てきたのは、見たところではちょっと普通じゃない過激派っぽい感じはする。だがしかし、その後ろには右派総体が控えているので、アメリカに比べると紛争可能性は大きいと言えるかもしれない。

 

でもって、殴り合いの本場はヨーロッパだねと妙な感心をしてしまう。そんな場合やないやろとは思うものの、でも、これはホントだと思う。素で素手で殴り合うのが見られる。

警官は概ねどこの都市でも騎馬警官が用意されていて、だーっと馬を走らせて群衆を散らしたりする。当然危険なわけだけど、これが普通に許されている。そして人々は倒れながらもそれで落ち着いて三々五々帰るかというとそうはならない。

ブリッツの殴り合いとか見てると、さすが海賊の子孫だなとも思うし、フーリガンの本家だなとも思うし、そして、よく考えればアメリカ独立革命をやったのはブリッツだからなぁなどと笑いが込み上げてきたりもする。褒めてるわけでもけなしているわけでもなく、だってそう。

 

ところで、昨日、チャーチルの像をボリス・ジョンソンがパネルで覆って保護した話を書いたけど、その箱に落書きがされたようだ。

開けるな、レイシストが中にいる

とか書かれてる。このまま放置する方が悪い気がする、どうするボリス!

画像

https://twitter.com/rdouglasjohnson/status/1271538173131329538

 

とか書いている間に、当然のごとくもう一つのストリートファイトの本場フランスもまだ収まらない模様。こういうことが始終あるから、ヨーロッパの首都の警察は通りの治安対策が上手いというか訓練されていたりもするわけだけど、どう収めるのでしょうか。

Tear gas deployed at anti-racism protest in Paris that drew several thousand (VIDEOS)

https://www.rt.com/news/491733-paris-protests-george-floyd/

 


 

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1 コメント

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Unknown (かつまた)
2020-06-14 17:43:16
箱の落書きは笑えた
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