極める・日本の美と心 京都の名刹 14 高台寺・清水寺 [DVD] | |
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ドラマではないが、『極める・日本の美と心 京都の名刹 14 高台寺・清水寺』の中では、
「秀吉亡き後、豊臣家は淀君をあおぐ近江系の文官派と、ねねを慕う尾張系の武官派に真っ二つに割れた」
と、一説には、とか、という説もある、ではなく、普通にそう語られていた。ほぉ。
DVDのタイトル通り、このシリーズの本旨は高台寺を語り、見せることなのだが、この寺の場合どうしてもねね(ここでは、おねではなくねねだった)を語ることが主眼となる。そこで、ねねの生涯を縷々語りながら、秀吉の死後「秀吉亡き後、豊臣家は淀君をあおぐ近江系の文官派と、ねねを慕う尾張系の武官派に真っ二つに割れた」、そして、ねねは反近江系でねねを慕う武将を鼓舞し、甥の小早川秀明に裏切らせ、家康に天下を取らせた、と解釈している。
奈良岡朋子さんが、重厚にドラマチックに、それ以外の解釈などありそうもないほどにはっきりとそう語っているw。いいのだろうか…と思いつつも流れに身をまかせて鑑賞すると、そうかもな、という感じになった。
このシリーズは、歴史好き+旅好きの人向けのシリーズのようだが、(まだ5枚しか見てないのだが)みんながみんな真剣に歴史を物語っているというものではなく、寺宝とか庭とかが中心の回もある。なので、高台寺の回は結構異色かも。
こんな図まで使ってマジで解説してる。高台寺の公式見解なのだろうか・・・?