図説・戦国合戦地図集 決定版 (歴史群像シリーズ) | |
学習研究社 |
「決定版」と銘打っているだけのことはある。これは手元に1冊あるととても便利。
数多くの合戦の進軍図だけじゃなくて、動員可能戦闘力の一覧図とか、関ヶ原直前の大名配置図なんかも使い勝手がいいアイテムだと思う。これで2000円というのはかなりのコスパ。
この手の本の対象読者はどう考えても歴史好きのおさーんなんだろうと思うけど、実のところまだよくわからない中学生、高校生の頃に親しませると、とても効率よく歴史が頭に入っていくようだ。実体験からそう言える。
日本の地理といっしょに覚えていくし、川があって山があるところは迂回せざるを得ず、また合戦になりそうな場所というのもある程度傾向があるのだ等々と話をしていくと、ゲームを楽しむ感覚でワクワクしちゃうみたいだ。
さらに、図を中心に話しをすすめると(距離だけでなく地形のわかる図の上に書き込まれているものはなお良い)、外国人を相手に歴史を説明するときにもとても便利。