昨日のいつにもまして奇妙奇天烈な、ロシアはコロナの秘密を盗んだ騒ぎは思わぬ展開になっていた。
ロシアのコロナ対応特化型の薬を販売しはじめたR-Pharmは、イギリスのアストラゼネカ&オックスフォード大学の共同開発のワクチンをロシアで製造する契約を締結しているそうだ。
盗む必要ない、そもそも製造契約してる、とR-Pharmが公表し、アストラゼネカ&オックスフォードも確認している模様。カナダのグローブ&メールの記事。
Russia announces deal with AstraZeneca for U.K.-developed COVID-19 vaccine
他方で、この間臨床試験に成功したロシアのワクチンは、ガマレイ疫学・微生物学研究所(Gamalei Institute of Epidemiology and Microbiology)というロシアの研究機関の開発によるもの。
ガマレイのは現在フェーズ3.
As Covid-19 vaccine enters final stage of testing, Russia could be world’s first country with mass immunization program
https://www.rt.com/russia/494936-russias-covid-19-vaccine-final-testing/
その他にもいくつか有望なのがロシア国内にある。
たくさん作っちゃうわけ? などと思っていたら、TASSにR-Phameの会長の言があった。
R-Pharmは、多数の国へのワクチン供給のある種のハブとして機能するだろう
対象となる国は30か50カ国を予定(ロシアとCIS諸国だけでなく、中東、東南アジアなど)
Moreover, R-Pharm will act as a kind of hub for vaccine supplies to a huge number of countries - to 30, 40, 50 countries, including the countries of the Middle East, including the countries of Southeast Asia, European countries, of course, the CIS, and Russia," Repik said.
https://tass.com/russia/1179979
だそうですよ。
ってことは、折からのAvifavir(ロシア版アビガン)とかKoronavirをロシア国内とその周辺の親戚国家群だけでなく、50カ国ぐらいからの引き合いがあるみたいな言い方でかなりの数の国に販売することになりそうなことを書いていたのは、みんな同じスキームってことだろうか。
これは良いビジネスではなかろうか。だって、中東とかアフリカの人なんか怖くてアメリカ産とか使いたくないでしょう(笑)。
イギリスだって同じなんだけど、ここでロシアが入ることが一つの保険になるみたいな。いやぁ、大笑いですが、でもリアルにそうだと思う。
振り返ってみれば、だからこそロシア政府は、原因はどうあれ、どんな報道や噂が流れようとも、当局者による国民のための疾病対策とはこうあるべき、みたいな恰好をずっとやってる、ということではあるまいか。いろいろ失敗もあるけど、それもまた経験。総じていえば、率先垂範型と申しましょうか。
■ オマケ
戦況として見ると、突出部が勝ってる気になって仕掛けたら包囲されたみたいな感じだろうか。
なんとなく、今開発されているのは個人の免疫系の強さを引き出す(刺激する)ことを目的としたワクチン、のようだと思われるので、おっしゃるように様々なワクチンのタイプがあっていい、あるべきだ、って感じなんでしょうね。自然免疫あるいはバックグラウンドがそれぞれ異なるわけですから。
で、逆にいうなら、このウィルスの主たる目的は個人の免疫系破壊だったってことでしょうか。
いずれにしても、これが成功することを祈ります。
腐った西側メディアと言えば,
オンタリオのオークビルのナチ協力者の墓地の落書きをヘイトクライムとして捜査するとしていた警察,「ナチのモニュメントとは知らなった」と通常の捜査に切り替えました.The Guardian はまだまともな報道でしたが,MSN などは「Waffen-SS Galicia division」は降伏時には「The 1st Ukrainian Division of the Ukrainian National Army」に名前を変えていたからナチ協力者ではないと言わんばかりの書きようです.