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ロシアとアメリカは底流において同志

2016-10-03 22:06:33 | 太平洋情勢乱雑怪奇

あと1カ月ちょっとでアメリカの次の大統領が決まるわけだけど、それで一体何が変わるんだろうと考えてみるに、意外に大したことはないのかもなとか思ってみたりもする今日この頃。

というより、むしろヒラリーを当選させて、あたかも餌を見つけた魚のようにヒラリーによってきた金融、軍事、ネオコン関係者たちが一堂に会して、見るからに不潔な強盗政権を作るというのも一興ではないのかと思ったりもする。

もちろん、私らみんな死ぬか、使い物にならない土地だらけの地球になる恐れは非常に高いわけだけど。

ヒラリーになったら世界戦争だとこれだけ言われてもアメリカ人が選んだのなら、こっちもついていくか、急きょ旋回して裏切るってか、背中を向けて駆け出すというか、そういうことをしないわけにはいかない。これもまた、国内の話以外に興味のない日本などには、試練ってやつではなかろうか。

で、トランプになっても一回で様々なものが変わるというのは無理がいろいろあると思うわけですよ。なにせ、軍が暴走状態にあるわけだし、アメリカはかなりの部分警察国家的なので、見えないところに入り込んでいる諜報、情報機関が大統領に忠誠を誓うとも思えない。

ということは、どうあれあと数年はグダグダだと思うんですよね。その間に、仮にトランプになろうが、上記の軍、情報が勝手にやっていたら今と同じになる。

そういうわけで、トランプにやたらに期待する人たちには申し訳ないけど、この大きなシステムがそう簡単にきれいにというか、多少なりともまともにといか、そういう感じにすぐになると考えるのはやはり間違いだと思う。

とはいえ、若干、そりゃ、息ができるようにはなる気はするけどね。なによりロシアとの関係改善を訴えてるのは今日ポイント高い。

アメリカ人にもイギリス人にも、ドイツ人にもフランス人にもこの点を評価している人はずっといる。なんでかというと、対ロを口実に軍・情報がのさばるからでしょ。

要するに、ロシアが攻めてくるといっては日露戦争を戦ったあの日本のモデルが、その後の冷戦のプロトタイプになって今に至るって感じでしょうか。

 

■ ドラマチックがあるとしたら

とはいえ、ドラマチックな展開というのがあり得ないわけではないとはちょっと思う。誰が大統領でも関係なく。

それは金融。そしてそうならそれは、連邦準備制度問題、バンキング・カルテル問題に繋がるかもなぁとか思うわけです。

と、そんなことを言いたくなるのは昨日、今日こんなものを見たから。

How The Rothschilds and Bankers Control America (Full Documentary)

The Money Masters: How International Bankers Gained Control of America 

(マネー・マスターズ:インターナショナルバンカーズはどのようにしてアメリカの支配を獲得したのか

と身もふたもないタイトルですが、1995年制作の、ドキュメンタリーフィルム。ネット上にはスクリプトまで出回ってるある種の古典。

アメ中央銀行によるアメリカ(つか世界)支配の話では、私はこれが一番面白いと思う。ナポレオン時代あたりから解き解してアメリカ史を追っている。(だから、欧州史に暗い人には意味不明だと思います)

で、つくづく思うのは、アメリカ合衆国の歴史は銀行カルテルとの戦いの歴史なんだよな、ってこと。前からそれは知ってたけど、あらためて細かいところを考えながらみるとさらにそう思う。で、ってことは、つまり、ロシアとアメリカは底流において同志なんだよな、ってことなんですよ。

どちらも銀行カルテルの支配に抗した歴史があって、今もいいと思ってない人が結構いる、つまり現在私たちが乗っているシステムについて自覚的な人がいる国なんですね。

米ロが同志なんて一見おかしなことを言っていると聞こえるでしょ。でもそれは冷戦時代を生きて来た私または私たちにとっての現在の認識であって、80年ぐらい前の人なんかは、そうだそうだと思ってた人は今よりはるかに多かったんじゃないのか、とか思ってみたり、さらに150年前ならさらにそうだよな、なんだと思うのね。

といっても、何か激動があってもカルテルやらロスチャイルド一族がいなくなったりなくなったりはしないでしょうし、むしろもはや何があっても王様状態でしょう。でも、ここ10年ぐらい物凄く大量の人間にこの話が知られたこと&2008年から今のドイツ銀行に至るまでの経過を見ても、このままこのシステムが続くこともないんでしょう。

ってことでこっちに何か変化あるのかなとか思ってみたりはするんです。

日本ではここらへんのバンキングカルテルの話はほとんど絶望的なまでに「陰謀論」めいた人たちの専売の話みたいですけど、アメリカとか欧州各国では、むしろインテリはある程度知ってたってな話じゃないかと私は思うんですけど・・・。ただ、今もなんとなくタブーなだけ。でもさすがに2008年の騒ぎがあったので完全なタブーではなくなりましたね。

(いや、日本も各国も上は知ってるでしょう。だから下でも結構知られてる国がアメリカ、ロシア、イギリス等のごく少数の国しかないってことかと思う。)

そして、過去10年ぐらいはそれが一般人に出回った。

例えば、youtubeには、FRBは民間銀行なんです、信用創造ってので銀行はまる儲けしてます、部分準備制度ってのがありまして、といったあたりの話を分かりやすく説明したものが何本も何本もあって、それらを合わせたらどれぐらいの人が見て知っていったのかわからないぐらい。

このへんが有名かな。

The Collapse of The American Dream Explained in Animation
https://www.youtube.com/watch?v=mII9NZ8MMVM

 

この人のシリーズも素晴らしい。とてもわかりやすい。マネーとカレンシーは異なるという説明が秀逸。耳障りのいい声なのでBGMがわりに聞いてる(笑)

Money vs Currency - Hidden Secrets Of Money Ep 1 - Mike Maloney
https://www.youtube.com/watch?v=DyV0OfU3-FU&list=PLKpu7uTOujFrLp9YJgMKu6JdulTS6UZ4t

 


 

世界を操る支配者の正体
馬渕 睦夫
講談社

 

公共貨幣
山口 薫
東洋経済新報社

 


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2 コメント

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『ヒラリーとオバマは一人』 (ローレライ)
2016-10-04 07:22:34
『ウクライナナチス』『イスラム国』の責任者はオバマで在ってヒラリーの立ち位置はケリーと同じだが『主犯扱い』されるのは彼女の貫禄なのだろう。
返信する
ヒラリーは長い (ブログ主)
2016-10-04 09:31:43
オバマは8年間の表紙だけど、ヒラリーはブッシュ&クリントン家で築いたこの25年ですから、やっぱり悪者度のランクが上なのでは? (笑)
返信する

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