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負の組織NATO、予算微増

2018-02-15 23:44:55 | アジア情勢複雑怪奇

NATOの防衛大臣がブリュッセルで定例会合を持っている。なにやらまた、ロシアが攻めて来た場合に備えてドイツに指令を置くとかいう戯けたショーに熱心らしいんだが、そんなことよりお金です、お金。

Visualizing The Two NATOs

https://www.zerohedge.com/news/2018-02-14/visualizing-two-natos

というわけで、あれだけもこれだけもトランプに、金出せ、金出せと言われている欧州諸国ですが、NATOの合意ガイドラインとされている2%負担に達している国は、

左から、アメリカ、ギリシャ、エストニア、イギリス、ルーマニア、ポーランドまで。

まぁ、英と東欧というこの組織に命かけてるあたりだけですね。ある意味わかりやすい。

 

これがNATOが自ら出してる資料。上の図は3ページにある。

https://www.nato.int/nato_static_fl2014/assets/pdf/pdf_2017_06/20170629_170629-pr2017-111-en.pdf

 

でもまぁ、冷戦が終わって本来なら不要と思っていた組織をここまで生きながらえさせて、しかも、2014年(水色)から2017年(青)で多少なりとも増額させているわけだから、脅したかいがあったというもの(笑)。

この組織、本当にイカレテルと思うわ。

そもそも、昔から思ってるんだけど、なんで2%なんだよ、と。どっから持ってきた数字なんだろう? でもって、はっきりいってバルト三国が10%だそうが、ドイツとフランスとイタリアが1%から0.9%にするとかなったら辻褄合わなくなる。

その上で、スペインなんて、何が楽しくてロシアとの戦争の話をせんならんのよ、でしょう。スペインは右から3番目。フランスも今まで一度も敵対したことがないどころか、助けてもらったことさえあるのにどんなリアリティを持てというんだよ、でしょう。それぞれ歴史も違うし、場所も違うのに、なんで一連托生にならなならんのかまったくわからないと思いつつ、真顔で、ロシアが欧州に侵略してきた場合に備えて~とかいって気張ってみる。

ロシアの脅威がなかった10年間には、ユーゴスラビアに襲い掛かって、セルビアだけを悪者にして、コソボ解放軍なる人身売買、臓器売買、麻薬となんでもありの極悪人を頭に侵略していって、コソボを無理やり切り取って、そこの巨大な米軍基地を置くという、よくぞこれだけ寝覚めの悪いことをやったもんだ、というほど悪辣なことをしておきながら、そんなことはすっかり忘れてしらん顔。

そういえば、2カ月ぐらい前、NHKの週末の夕方の番組で、コソボはいいところです、歴史があります、日本の皆さん観光に来て下さい、みたいなことを言っていた。

これってつまり、欧州人が薄気味悪くて、寝覚めが悪くて、禍々しくて、怖くて、行きたくない、知っていればいるほどセルビア人の怨念と涙が凝結したようなところには容易に入れない、行きたくないため、何もしらない日本人を行かせようという気だなと思いました。歴史があるからこそセルビア人は拘った。それを、極悪人たちを入れて混乱させて血と涙の海にして奪い取ったのはNATOです。

 

リビアを滅茶苦茶にしたのも、シリアに強盗に入って、ロシアが来なかったら現地の石油を盗み出して大々的に売りさばく仕組みを商業的に作っていたのもこの組織です。いやしかし、オバマ時代の腐りっぷりはホントにすごい。わずか2年ちょっと前の話だというのに、忘れ去られようとしているけどたびたび思い出すべきだわ。

現代の盗賊≒NATO

現代の盗賊物語(3)

アフガニスタンで麻薬栽培のための番をしているのもこの組織です。

 

ということで、トランプは候補者時代にはNATOなどいらないと言っていたはずだし、この汚さに辟易していたアメリカ人も多いので、これを解体しろという声は結構あった。しかし、他のもろもろと同じく、結局これもトランプ一人じゃできないって感じですね。

あくまでこの呪わしい、汚辱にまみれた盗賊組織は続くようです。この組織は、抱えているだけ不幸になる負の組織だと私は思うが。

 


  

 


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