ウクライナでのロシアの「特殊作戦」は第一段階は完了したとロシア国防相が語った。
軍事作戦中、ロシア軍が大敗北しているのでゲラシモフが解任されたの、ショイグがいないだのと多数のデマニュース(西側スタンダード?)が流れていたので、記念に2人の姿をキャプチャしてみた。
First phase of military operation complete – Shoigu pic.twitter.com/s2cYs4AFO2
— RT (@RT_com) March 29, 2022
特殊作戦の目的は、知られているように、脱軍事化と脱ナチ化。
脱軍事化も大別すれば2つあって、1つは、大きな施設や空軍、海軍が使うお道具の類(船とか飛行機とか)の破壊、もう1つは、ドンバスでの戦いそのもの。施設破壊の方は、すごい勢いで破壊し、既にウクライナには海軍はないに等しい、空軍はほぼない、と言う感じじゃないかと思う。お印程度に援助して一朝一夕に何かできるようなものでもないので、この達成は非常に重要。
他方、ドンバスの2つの州での解放作戦もほぼ終了(ごく狭いエリアにまだナチ組が残ってるようだが)。
一般住民が多数外に出てきて、ウクライナ軍の馬鹿野郎に閉じ込められていたと恐怖体験を語るシーンが多数見られた。私を含めて多くの人は想像以上に惨かったことにショックを受けていると思う。
正規軍とは到底言えない惨い(あるいは狂ってる)あんちゃんたちを、知りながら長い間放置してきた西側各国の道徳の無さに、なんといっていいかわからない怒りを感じる。
また、開けてみたらやっぱり惨い殺され方をした遺体などがあちこちの建物で見つかっている。これらの犯罪者は殺されるか、捕まえられるかしている模様で、それはそれでいいが、しかし、ほんとにやり切れない。2014年がなければ、西側の支援がなければ存在しない、少なくともここまで大っぴらにならなかった犯罪ですよ、これらは。
これはつい昨日あたり、チェチェンの部隊が住民を救出しているところ。
Бойцы спецназа Рамзана Кадырова в ходе зачистки Мариуполя эвакуирует мирных жителей Украины.
Highlights from Russia-Ukraine peace talks in Turkey
で、過去2週間ぐらいの、人質を取って立てこもるこれらのナチ組の作戦は、軍事的には何の意味もない。ただただ、ウクライナの若者が死んだだけ。これらの若者だって、確かに馬鹿者だったかもしれないが、2014年に生きたまま人を焼くような馬鹿野郎たちを政権に取り込んでいなかったら、善悪の判断を付けることが可能な行政体になっていたら、それらの若者には別の道があっただろう。
そして、それにもかかわらず、やめろ、と誰も言えないのがウクライナなる国の現状。これもまた、傀儡化していて責任者がいないからこそ起きている現象。
そんなことを無視して、西側各国の国会で興行をぶっていた人が大統領らしいわけだが、一体、これってどんな国なんだろう? そして、その、どこに存在しているのか、どこまでどうなのか全然わからない「ウクライナ」を、西側各国が支援する。完全にいかれた世界だと思う。
■ ロシア・ウクライナ会議@トルコ
今日は、ウクライナとロシアの代表団がトルコにいって話し合いをしていた。
Highlights from Russia-Ukraine peace talks in Turkey
何か具体的なことが決まる段階ではないと誰しも思う通り、実際何かが決まったと言うことではない模様。
だが、これまでと違って、ウクライナ側が紙で提案を出してきたというのが新しい。
思うに、これはウクライナを使うことをあきらめないマスターたちが、これ以上放置すると、ドンバス解放の余波でノボロジア全体が独立に動く、みたいなことがあっては困るということから、ここらで手を打つ段取りをさせた、ということではないかと思ったりする。
ヘルソン、オデッサというのがさり気に大問題だと思う。行政府が外国人コントロールって本当に難儀だ。
マスターたちは、ドネツク、ルガンスク、クリミアの独立を認めさせていないようなので、ここからまたロシアに圧力をかけてどうしたこうしたで、結局、何も解決させない方向に行くのであろうと思われる。
もちろん、ロシアがそれに乗るとも思えない。
■ ロシアと西側の別れ
この間、ロシアは、非友好国向けの天然ガスはルーブル建てのみと宣言し、G7は一致して、そんなもの受け入れらない、と言っている。
回答期限が3月31日だそうなので、4月1日からガスは売りませんとなるのか、それとも、多数のガス契約のうちの新規契約分はルーブル建てしか認めない(→だがEU拒否→契約不成立)となるかのどちらかでしょう。
EUは、2027年までにはエネルギーのロシア依存をやめてやる、と意気込んでいるようなのだが、普通の商取引の常識として、5年後にはお前からは買わないと騒いでいる客を大事にする売り手はいないのではなかろうか。と考えると、早々に売りませんという形になるのかもしれない。
私の知る限り、去年の後半にさんざんこの問題は専門家たちに語られていて、1) ヨーロッパが買っているロシア産の石油、天然ガスをどこかが代置することは不可能だ、2) 仮に代置に近いことがあっても、それは料金を倍は払わないとならないのだからヨーロッパにとって不利すぎる、というのが結論だった。常識的にそうだと思う。
だがしかし、それにもかかわらず、ロシアを攻めて潰してやるという試みを終わせなかったのがEUでありアメリカの現政権。
ということで、ロシアと西側の離婚の余波はこれからですね。
■ ナチと手を切るのはいいこと
で、ふと思うに、ナチ化するヨーロッパと手を切るというのは、正常な行動だと思う。これからは、非ナチ化地帯が厳重に防波堤を作って、ナチ因子をナチ地域に限定させ、かつナチ地域を弱体化させるという試みが重要ではなかろうか。逆封じ込めですね。
■ オマケ:偽旗注意
2014年2月にも、マイダン広場の混乱を鎮めるために独仏ポーランドの外交官が立ち会って合意があったが覆され、ミンスク合意も無効化された中で、ウクライナ側の書面、というのは用心が必要だろう、と。
The West-backed Maidan Putsch regime also pledged to implement the February 21st agreement and then the Minsk accords. https://t.co/FH0bMuH6QK
— Mark Sleboda (@MarkSleboda1) March 29, 2022
非道のロシア、自由と民主主義のアメリカとドイツ国民が受け入れたのは?現実としては非道の米国、民主主義のロシア。まだまだ線が繋がっていきませんが、かつて投稿されたオーソドックスとバチカン・カトリックこれを私は学びたいです。地球は嘘と真の世界へと二分化されて行くんでしょうか?少なくとも真の世界は薄気味悪い非道の犯罪から救われることを願っています。
あきらめきれない懲りないマスターが、次の作戦ってことで極東に指令を出さないことを祈ります。
シッポ振ってるだけにしてほしいですね、けしかけられて噛みついたりする事の無いことを祈ります。
まぁそうですよね、第二次世界大戦からズ〜ッとやってきたようですしね。
もしかしたらそれより前からかな。