夕べはニューヨーク証券取引所が「技術的な問題」で取引停止というなかなかホットな話題でにぎわった。
で、すわサイバーテロか、とかいうニュースが回ったけど、どうなんでしょうね。私が考えたのは2つ。一つは、まったくの空の騒動。もう一つは折からのチャイナ売りの反動として大量の売りが仕掛けられていることに気付いて取引停止して対策を練った。停止前に出てた注文がキャンセルになってるところが臭い。
いずれにしても、まぁその普通じゃない状態だよなぁとか思う。いずれにしても金融バブル分はどこも吹き飛ぶ公算は高いという話なんでしょう。
で、ニュースカバレッジ、つまりニュースの占拠という線も捨てがたい。
なんといっても、現在ロシアのウファで上海協力機構（SCO）とBRICSの合同サミットが開かれている。さらにそこには、ユーラシア連合加盟国の首脳も参加している。
中ロ首脳が会談、ＢＲＩＣＳ会合前に両国の結束確認
ロイター 2015/7/9 08:29 ロイター
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150709-00000023-biz_reut-nb
BRICS会合じゃなくて、BRICS & SCOなんだけど、見出しにSCOを含めたのは時事だけ。
ロシア「サミット」、８日開幕＝ＢＲＩＣＳとＳＣＯ同時に
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015070700797
インドのモディさんがウファについて、パンと塩の歓迎を受けているところ。モディさん緊張しているっぽいけど。
パンと塩の歓迎はロシアの習慣というより、スラブ族の習慣なんじゃないかと思う。現在の東ドイツあたりまであるよね、これ。だから、ウファはちょっと違うといえば違うような気がしないでもない。
やっぱりこっちが本場ではなかろうか。今回のとは関係ない、去年2014年秋にミンスクでウクライナとフランス、ドイツ、ロシアがいわゆるミンスク合意に至る会議を開いた際のポロシェンコ。
TASSに出ていたんだけど、近い人、同じ文明の人である雰囲気がとても出てるいい写真だと思う。ベラルーシのおねえさんが美人すぎて目が釘づけってのもあるけど。あはは。
こっちの衣装はロシアというより、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランドあたりのスラブ族共通って感じ。上のウファのは中央アジア側の、むしろペルシアとかに近い風合いではなかろうか？多分。いや違う、モンゴルか？それともバシキール人の民族衣装なのか？わからん。
■ あと2日に注目
BRICS/SCOサミットは、最初2日がBRICS、3日目がSCOらしいが、
SCOの中心国である中国は言うに及ばず、オブザーバー国である、インド、パキスタン、モンゴル、イランの首脳も既に集合してるので、みんなで3日間になってる感じだね。
SCOとBRICSの両方に加盟しているのは、ロシアと中国で、インドがここに加わる予定なので、つまりその、何度も言うようだけどユーラシアの真ん中が経済・軍事の協力関係を作っているわけですね。
であれば、これってどうあれ大きな話題とすべきだろうと私は思うわけだけど、西側メディアの扱いは笑っちゃうほど小さい。（逆に、気にしていると見えちゃうんですけど）
サミットはこれまでのところでは、まだご挨拶フェーズのような感じだけど、残り2日でなんかまたプーチンの声明みたいなのだが出てくるんだろうなと想像。
アップデートはこのへんでチェックの予定。
BRICS/SCO summits in Russian city of Ufa LIVE UPDATES
Published time: July 08, 2015 06:47
Edited time: July 08, 2015 20:00
http://rt.com/business/272254-russia-brics-sco-summits/
ブリックス広報部？みたいなサイトもあった
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図説 モンゴル帝国の戦い―騎馬民族の世界制覇 |
| Robert Marshall,遠藤 利国 | |
| 東洋書林 |
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モンゴル帝国の興亡 (ちくま新書) |
| 岡田英弘 | |
| 筑摩書房 |
